ーまず最初に、ギークスのグランドビジョンと、IT人材事業本部の事業ミッションを教えてください。
曽根原 : 創業当初から「21世紀で最も感動を与えた会社になる」をグランドビジョンに掲げています。私たちが提供するサービスによって、顧客へ成功体験を提供し続けることが、世の中に多くの感動を生み出し、持続可能な社会の実現と継続的な企業価値の向上に繋がると信じて、企業活動を進めています。
成末 : その中で、昨今のIT人材不足を解決するための手段のひとつとして立ち上げたのがIT人材事業です。「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を事業ミッションとし、ITフリーランスの活用を推進しています。IT人材が自己実現のための最適な働き方を選択でき、また、企業が技術力の高いITフリーランスの活用によって事業成長を加速できる社会の実現を目指し、事業を拡大してきました。
ー「IT人材不足」への解決の糸口として「ITフリーランス活用」に着目したのはなぜだったのでしょうか。
曽根原 : インターネット産業の急激な伸びから、多くの企業でIT人材不足が課題となっている実状を知りました。そこで、IT人材が有している高いスキルや経験をひとつの企業で抱えるのではなく、複数の企業・プロジェクトでシェアする社会を作るほうが良いのではないかと考えたことがきっかけでした。そのためには、フリーランスという働き方が鍵を握ると思いました。
IT人材がフリーランスを目指すというキャリアの選択肢が浸透していない頃から、ITフリーランスの活用を啓蒙し、広げてきた積み重ねが現在につながっています。
成末 : 終身雇用や年功序列といったこれまでの当たり前が当たり前ではなくなり、コロナ禍によって、リモートワークの普及をはじめ、働き方に対するパラダイムシフトも起こりました。フリーランスをキャリアの選択肢に入れるIT人材も増えていますし、企業もITフリーランスの活用機会が増えてきています。「働き方の新しい『当たり前』」として、着実に根付いてきたと感じています。