2021 . 01 . 14
CORPORATE
今さら聞けない?!企業にとってSDGsってなぜ大切なの?ギークスグループの取り組みとは?
※本記事は、2021/1/14に公開したギークス公式noteの転載記事です。
最近よく耳にするようになった「SDGs」という言葉。皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月の国連サミット「持続可能な開発サミット」で全会一致で採択された目標であり、国連に加盟するすべての国が2030年までに達成に向けて取り組むべきものとされています。
具体的には、17の目標・169のターゲット・232の指標で設定されています。貧困・環境・エネルギー・教育・福祉・衛生・ジェンダーなど、さまざまなテーマで目標が設定されており、地球上で「誰一人取り残さない」ことを目指して、すべての国・すべてのステークホルダーが行動を進めることが求められています。
私たちギークスグループも、その一員としてSDGsの達成に貢献していきたいと強く考えています。
企業がSDGsに取り組むべき理由
SDGsへの取り組みが企業内での課題として挙がったとき、次のような疑問の声を聞くことがあります。
・自社の事業規模・事業内容で何ができるのか?
・日常業務の方が優先順位が高いのではないか?
そう感じてしまうのは、仕方がないことかもしれません。「持続可能な開発目標」、「地球全体で取り組むべき課題」という言葉に対して、「ひとつの企業」、「ひとりの従業員」ができることは小さく感じてしまうからです。
しかし、SDGsは企業も含め、世界のすべての人たちが取り組むべき課題とされており、「SDGs達成のために、私たちができることは何か?」と考えるように求められています。厳しい言い方をすれば、「SDGsに関係なく事業活動を進めることは、世界全体の歩みに反している」と社会的評価を受けてしまうのです。
SDGsには17の目標があり、それぞれの領域への取り組みによって「誰一人取り残さない」ことを重視していると先に述べましたが、取り組む側も「誰一人怠ってはいけない」と言えるのです。
ギークスグループの事業を通じた取り組み
ギークスグループでは、SDGsの達成を目指して、5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。これは「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンを達成するために、大切にしていることです。
・フリーランスが安心して働ける社会・環境の整備
・次世代で活躍できる人材を育成
・コーポレートガバナンスの強化
・パートナーシップ
IT人材事業
IT人材の不足や国を挙げての働き方改革、次世代の育成といった社会課題に対して、ギークスグループの事業や事業に付随する活動を通じて、解決を目指しています。
例えば、ITフリーランスが有するスキルや経験、志向性と企業の案件をデータベース化し、最適なマッチングを図っているIT人材事業本部は、企業のIT人材不足という課題を解決すると同時に、ITフリーランスという新しい働き方を提案しています。ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を提供していることも、働き方改革を下支えする役割だと自負しています。
G2 Studios(ゲーム事業)
また、スマートフォンゲームの受託開発を行うG2 Studiosでは、ゲームエンジニアを志望する専門学校生に向けて、学びの実践の場を提供しています。次世代の人材育成のために、社内のリソースを最大限活用して1ヶ月間のインターンシップを実施し、個人でのゲーム開発・チームでのゲーム開発にチャレンジする機会を提供しています。
NexSeed(IT人材育成事業)
フィリピン・セブ島のテックスクールでIT留学を提供しているNexSeedでは、プログラミングスキルを習得したい現地の若者向けにスカラシップ(給付型奨学金)制度を準備しています。プログラミングを学ぶ機会を提供し、就職をサポートすることで、貧困や機会格差の問題へアプローチしています。
x-Tech事業
最先端の技術を活用した映像制作や、デジタルマーケティング支援を行うx-Tech事業本部では、ゴルフ業界の裾野の拡大や新しい販路の構築などを手がけ、業界全体のDX化を先駆的に進めようとしています。自社が持つ技術力を社会や業界の革新につなげることは、社会貢献的な観点において大きな意味を持ちます。
このように、ギークスグループのそれぞれの事業において、社会貢献的なミッションを内包することで、5つのマテリアリティ(重要課題)の達成、そしてSDGsの達成を目指しています。
事業を推進した先にSDGsの達成が見えてくる。だからこそ、目の前の仕事に集中する。これが、事業とSDGs達成のバランスとして最適なのではないかと考えています。
草の根活動として立ち上がった取り組み
▲「オンラインバザー」の様子
ギークスグループでは事業に限らず、メンバーのちょっとした気づきや困りごとの解決を通じて、SDGs達成に向けた取り組みが進められています。
しかし、さまざまな取り組みを思いついた瞬間は「社会に貢献したい」という気持ち以上に「共に働く仲間の助けになりたい」という気持ちが強いのが、ギークスグループらしさかもしれません。
「自分にとっては不要なモノでも、誰かにとっては必要なモノかもしれない」というお譲りの文化がギークスグループ内では広がっていますが、そのきっかけとなったのは社内コミュニケーションツール上で生まれた「g2譲ります」チャンネル。
ゲーム開発のメンバーが多いからこそ、パソコン周辺機器や趣味のグッズなどのお譲りが発生し、その文化を紡ぎながら「オンラインバザー」を実施しました。
また、オフィスの書棚を整理した際、不要になった本を「チャリボン」というサービスを通じて買取金額の寄付を行うなど、草の根的に社内では取り組みが生まれています。
まとめ
ギークスグループ内にはSDGsアンバサダーという役職もあり、グループ全体としてSDGsへの取り組みを進めていますが、「SDGs達成のために、私たちができることは何か?」と考え続けることが大切だと認識しています。
環境・社会・ガバナンスに対して積極的に取り組む企業(ESG)に評価が高まっている時代でもあります。このブログ自体が、SDGs達成への決意表明になればと考えています。
(執筆:SDGsアンバサダーSasaki)