2022 . 05 . 06
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「自分が力になれるのであれば進んでやりたい」との想いで駆け抜けた1年間-CS部初の受賞者となった2021年度新人賞受賞者インタビュー
ギークスでは、毎春、新卒入社1年目の社員の中から、最も活躍したメンバー1名に新人賞が贈られます。先日行われたギークスグループ全体会議にて、2021年度ギークス新人賞が発表されました。新人賞を受賞したIT人材事業本部のItoに、ギークスに入社を決めた理由や社会人1年目で得た経験、2年目への意気込みなどを聞きました。
-最初に、ギークスに入社した理由を教えてください。
ギークスに入社した理由は「関わった方々の働き方の選択肢を増やしたい」という想いがあったからです。身近にフリーランスでエンジニアをしている知人がいたことから、そう思うようになりました。
フリーランスは、もちろん責任は求められるものの自分が理想とする働き方や「こういう仕事をやりたい!」という想いを叶えられる働き方だと感じています。その一方で、まだまだ社会には浸透しておらず、フリーランスで働いていることを周囲に伝えると社会保障が少ないために「大丈夫?」と不安視されることがあるなど、課題も多いと感じました。
フリーランスを取り巻く課題を解決し、正社員と同じようにフリーランスという選択肢が生まれる世の中にしたいと思い、入社を決意しました。
-1年目で携わった業務を教えてください。
CS部に配属され、案件に参画中のITフリーランスの専任担当者としてサポートを行っています。具体的には、参画先でのお困りごとを解決に導くことや、契約に関する各種調整、今後のキャリアのご提案などをさせていただいています。
その他にも、毎年開催している「確定申告セミナー」のプロジェクトへの参画や、2022年10月から導入される「インボイス制度」に関する社内勉強会なども担当しました。
-通常業務以外にも、様々なことに取り組まれていたのですね。続いて、Itoさんが仕事をする中で心がけていることを教えてください。
大きく3つあります。
1つ目は、ITフリーランスの皆さま一人ひとりとしっかり向き合うことです。当たり前のことではありますが、それぞれのご経験や理想の将来像などは違うので、「ITフリーランスの方のサポート」といっても対応は異なります。担当させていただく方のことを理解して、その方に合った対応を心掛けています。
2つ目は、客観的に考えることです。ITフリーランスの方々をサポートする中で、その声に寄りすぎないように気をつけています。最終的には「何を叶えたいのか」を伺ったうえで、「今すぐ次の案件に参画するべきなのか」「数か月後のほうがよいのか」など、より最適な選択ができるように選択肢を提案しています。
3つ目は、周囲のメンバーにも目を配り気に掛けることです。入社して1年経ちますが、同期や私より後に入社された中途の方々への気配りは大切にしています。成果を求められる環境によるプレッシャーもある中で、自分にできることがあれば積極的に行動してきました。
ー3つ目について、1年目でありながら社会人の先輩であるメンバーのことも配慮するのは少し勇気が必要な行動かと思います。遠慮してしまう気持ちなどはありませんでしたか?
正直なところ、多少はありました。ただ、私は「チーム全体を見渡して自分が役に立てること・出来ることはないか」と考える癖がついているように感じています。
自分のやるべきことを1つに決めて取り組むのではなく、全体を見渡しながら「なにか漏れていることがあれば、自分がやろう」と自然と思えるようになっているのは、私が長年野球でキャッチャーをやってきたことが影響していると思います。
キャッチャーはプレー中1人だけ向いている方向が違い、他の8人のことをみている状況だったので、自然と仕事の中でも全体を俯瞰して「組織やメンバーの中での大変な状況に対して、自分が力になれるのであれば進んでやりたい」と思い、気に掛けられているのだと思います。
もちろん自分が大変だと感じることもありますが、みんなで良い形で仕事をしたいという想いがあるので「自分自身が『社内CS』のような役割を果たせたらいいな」という気持ちもありますね。
ーItoさんのお話からは「周りの人への思いやりを大事にされている」ことを感じます。誰もができることではないと感じますが、これを大切にするようになったきっかけはありますか?
やはり1番は、長年続けてきた野球での影響が大きいと思います。
高校時代、100人ほど部員のいるチームに所属していたので、チームには何十人とピッチャーがいて、その方々の練習に付き合うことがありました。キャッチャーとしての自分の能力を高めたい気持ちはもちろんありましたが、自分を頼ってきてくれる仲間に対して100%の力で応えて、その上達に貢献した結果、チームが1試合でも多く勝てればいいな、という気持ちになれました。
高校野球では「勝つ」ことはもちろん大切なのですが、「相手と同じ気持ちを共有できることの意義」が一番学べたことでもありますし、今、思いやりを大切にする理由になっていると思います。仕事でも、誰かと喜怒哀楽を共有できる時間が大切ですね。
-ありがとうございます!では次に、新人賞の受賞者が発表されたときの気持ちを教えてください。
▲全体会議当日にステージに登壇しスピーチをしたときの写真
オンラインでの発表会でしたので、自宅で1人で試聴していました。発表された瞬間は、率直に嬉しく、1年間本当に頑張ってきてよかったという想いが溢れました。
新人賞は、Buddy賞と違って新卒の1回しか受賞のチャンスのない賞なので、入社当初からずっと「受賞したい」という想いを抱いていました。ただ、私は「新人賞を受賞することを目的にしたくない」とも思っていたので、その気持ちを揺るがないものとするために、あえて周りの人には多くを打ち明けずに過ごしていました。
-新人賞を受賞することは隠れた目標だったのですね。では、1年目はどのようなことを目標・目的にして仕事に取り組んでいましたか?
まずは自分が担当するITフリーランスの方々と対話を重ねて、それぞれの要望をベストな形で叶えたいという想いを持って仕事に取り組んできました。
そのためには、提案できる選択肢・引き出しを増やすことが必要なので、常に「様々な情報に目を向ける」ことを心がけてきました。過去に先輩たちが経験してきた様々なケースにおける調整の方法などを聞き、自分が担当するITフリーランスの方々に最適な提案ができるように努めてきました。
ときには、調整の難航やトラブルの発生なども経験し、苦しい場面もありましたが、そのときには「客観的に捉える」ことを意識していました。その事象が起きた原因は振り返るものの、その点ばかりに焦点を当てすぎずに、全体を見渡しながら「今から何ができるのだろうか」と考えて行動して、乗り切るようにしてきました。
-成功だけではなく失敗もあって、大きく成長できたことを感じました。最後に、2年目への意気込みを教えてください!
入社当初から、ITフリーランスという選択肢を当たり前のものとし、ITフリーランスの方々を増やしていきたいと思ってきましたが、実際に働いているなかで「ITフリーランスを選ぶきっかけをつくりたい」と思うようになってきました。
ITフリーランスの方にギークスを活用して「いいな」と感じてもらい、ご友人などにギークスを紹介したくなるような気持ちが生まれて、最終的にはITフリーランスの方が増えていくような循環が生み出せたらと思っています。そのためにはまず「ITフリーランスの声に耳を傾けていくこと」が大事なのではないかと考えています。
私自身、最近ITフリーランスの方に「どんなサービスがあれば良いと思いますか?」という話を聞かせていただくことが増えました。実際の声に耳を傾け、私たちがそれを形にすることで、長くギークスを活用してほしいと願っています。そして、ITフリーランスの方々からは「ギークスを活用したからこそ、理想としていたキャリアが歩めた」と言ってもらえるような状態をつくっていきたいです。
個人としては「『確定申告』や『インボイス制度』に関して、Itoに聞こう!」と言ってもらえるような存在になりたいと思っています。社内だけではなくITフリーランスの方からも相談していただけるような、頼れるパートナーになれたら嬉しいですね。
秘めてきた想いを力強く語ってくれたItoさん。これからのさらなるご活躍を期待しています!
※本記事は、2022/5/6に公開したギークス公式noteの転載記事です。