2022 . 06 . 17
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UXを意識し、情報をより円滑にわかりやすく届けたい。経営管理本部で活躍するデザイナーの思い
ギークスの経営管理本部には、グループの事業やメンバーを支えるべく、人事労務・法務・総務・経理・広報といったさまざまな分野で、それぞれに強みを持ち、高い意識をもって仕事に取り組むプロフェッショナルが在籍しています。
その1人、コーポレートデザイン部に所属するデザイナーのSatoは、社内外で発信されるあらゆるコンテンツにデザイナーとして携わり、「伝える」ことを仕事にしています。
今回はSatoに、これまでの経験やデザイナーとして大切にしている価値観などを聞きました。
好きが高じて就いたイラストレーターから、デザイナーへ
アプリのUI、イベントバナー作成、求人広告バナーやノベルティ、全体会議で使用するポスター・スライド作成、動画編集…ギークスが社内外に発信するあらゆるコンテンツのデザイン制作に携わるSato。もともとはイラストレーターとしてキャリアをスタートさせたと言いますが、その道に進むきっかけは幼少期にさかのぼります。
「両親が幼い私と妹が書いた絵を『今月の絵』として家の壁に貼ってくれたり、幼稚園の先生が「絵が上手だね」とほめてくれたりと、絵を描くことを応援してくれるような環境で育ちました。自然と絵を描くことが趣味になり、学生時代は美術部に所属。「自分は絵を描くことしかできないから、これを仕事にしよう」と思い、イラストレーターとしてポイントアプリの会社に入社しました。」
「最初の会社は、人を育てようという意識が高く、イラスト製作の編集ツールはそこで教えてもらいましたね。ちょうどゲーム事業を立ち上げようとしている時に入社したので、ゲームのアバターイラスト制作から始めました。」
しかし、大好きなイラストを描くことを仕事にしたにも関わらず、仕事として何時間もイラストを描き続けることや、自分より絵が上手で仕事が速い同僚と自分を比べてしまうことがだんだんとつらくなってきてしまったSato。興味もイラストからUIやデザインに移り変わり、デザイナーとしてゲームのUIから雑誌広告のデザイン制作まで幅広い業務を経験するようになりました。
イラストレーターとデザイナー。その仕事を専門としない人たちには似たような職種に感じる2つについて、「あくまで私の考え方ですが」と前置きしたうえでこう話します。
「イラストレーターは足し算、デザイナーは引き算の仕事をするイメージです。イラストレーターは絵に特化していて、例えば、一枚絵をどうきれいに見せるかを考え、より華やかに仕上げることを仕事としています。一方、デザイナーは設計寄りの仕事というか、UI/UXを考え全体を把握した上で、情報を精査し、より良いものを作っていくというイメージなんですよね。」
UXを意識した仕事と、そのために不可欠な要素
▲Satoがデザインを担当したG2 Studiosのインターンシップポスター
ゲームデザイナーの仕事に約10年間従事したのち、2020年からはギークスの経営管理本部 コーポレートデザイン部に配属。会社全体のコンテンツに携わるデザイナーとして、仕事をスタートさせました。
「ギークスにおけるデザイナーの役割は、『伝える』ことにプラスアルファの価値をつくることだと思っています。情報を伝える際に、より円滑に、わかりやすく届けられるようにすることーいわばUXを意識することが求められています。表層的な表現だけに意識を向けるのではなく、誰に何を伝え、どんな行動を取ってほしいかを意識してデザインすることが私に求められていることだと感じています。」
そんなSatoが一番大切にしているのは、制作を依頼してくれるメンバーとのコミュニケーションです。
「例えば、グループ企業のG2 Studiosから、インターンシップのポスターを依頼された際は、採用チームの『応募数をもっと増やしていきたい』というニーズを汲み取り、何度もやりとりを重ねたうえで昨年度のデザインから改良し『応募の際の心理的ハードルが下がるように』とポップに仕上げました。
情報を受け取る側のUXを意識し、伝えたい情報を相手にしっかりと届けるためには、こうした制作中のコミュニケーションが欠かせません。ギークスグループのメンバーは、対話を大切にして、一緒に良いものをつくっていこうという姿勢が強い方ばかりなのでとてもやりがいがあります。」
会社をもっと好きになってもらうために、私ができることをしたい
▲Satoが制作したポスターやウェルカムボックス、ブログ用画像、壁紙
コーポレートデザイン部所属のデザイナーとなって2年ほど経った今、インプットの時間を意識的に増やしていきたいと考えています。
「まずは、会社が発信する様々なコンテンツに携わるデザイナーとしてのスキルを高めていきたいと考えているのですが、この仕事を突き進めていけばいくほど、会社や経営層が考えていることへの理解、そしてメンバーの仕事への認識がまだまだ浅いなと痛感しています。コーポレートデザイン部のデザイナーは「デザイン」の知識だけあればいいわけではないので、インプットの機会をより増やしていきたいですね。」
デザイナーとしてやりたいことに満ちているSato。彼女の仕事の先には何があるのでしょうか。
「メンバーにもっと会社を好きになってもらいたい。これは、会社から発信しているさまざまなコンテンツのデザインを意識してもらうためには大事なことなんです。『自分の会社のここがカッコよくない、もっとよくしたい』という意識は会社に愛着がないと出てこない発想だと思っています。会社を好きになってもらえるようなアウトプットを作りながら、会社を好きになってもらう。毎月、パソコンの壁紙を作っていたり、チャットツールなどで使えるメンバーの似顔絵なども描いているのですが、こういった小さな取り組みも大切なんです。デザインによる『より良い発信』を心がけていきたいですね。」
Satoが生み出す様々なデザインを、これからも楽しみにしています。
※本記事は、2022/6/17に公開したギークス公式noteの転載記事です。