2025 . 07 . 16
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採用担当者が聞く!ギークスにおける「仕事と育児の両立」とは? ー職場復帰を果たしたママさんメンバーのリアルー
近年、働き方の多様化が進む中で、出産や育児といったライフステージの変化に合わせたキャリア形成が、ますます重要なテーマとなってきました。企業には、社員一人ひとりが安心して長く働き続けられる環境づくりが求められています。
ギークスでは、すべての社員が自身の能力を最大限に発揮し、長期的なキャリアを築けるよう、ライフイベントに柔軟に対応する制度と風土づくりに力を入れてきました。最近では、仕事と育児を両立しながら活躍するメンバーが年々増えています。
今回は、実際に産休・育休を経験し、現在それぞれのフィールドで活躍するIT人材事業本部 事業開発部の安居院さんとIT人材事業本部 首都圏営業部 OMチームの田中さんにインタビューを行い、産休に入る前の心境や周囲のメンバーのサポート、復帰後の働き方など、人事戦略部 採用チームの姫野さんが聞きました。
「簡単じゃない、でも…」ママさんメンバーが語る、仕事と育児の現在地
▲安居院さん(左)と田中さん(右)
事業開発部にて、事業部全体の生成AI活用の推進やCS業務の業務効率化に向けた施策を担当。産休・育休期間は2023年9月〜2025年4月。
首都圏営業部 OMチームにて、CS担当のメンバーサポートや社内ナレッジの整理・共有を推進。産休・育休期間は2023年3月〜2024年4月。
―今回は「ママさんメンバーの働き方」について、安居院さんと田中さんにお話を伺いたいと思います。まずは、現在の仕事内容や働き方について教えてください。
安居院さん:私は事業開発部にて、案件参画後のITフリーランスの方々をサポートするCS業務の業務効率化や成果最大化に向けた施策、そして、事業部全体の生成AI活用の推進を担当しています。事業開発部は、ギークスのIT人材事業本部全体を俯瞰し、数値分析や業務改善、組織構築などを推進する部門なので、普段はそれぞれの現場の部長やリーダーと一緒に仕事することが多いです。
職場復帰前と同じ部署ですが、働き方は大きく変わりました。週の半分ほどはリモートワークを活用し、子どもの送り迎えに合わせて勤務時間を調整するなど、会社のフレックス制度をフル活用しています。時短勤務になりましたし、出社大好き、残業大好き人間だった私がここまで変わるのか、と思うほどの変化ですね。
田中さん:私は首都圏営業部のOMチームに所属し、主にCS担当のメンバーのサポートに入りながら、案件参画中のITフリーランスの方々の契約更新や営業機会創出などに必要な情報整理、社内システムへの情報入力などを行っています。また、ITフリーランス向けガイダンス資料の更新や社内ナレッジの整理・共有などを任せていただいているのですが、事業部としてやりたかったけどなかなか手が回らなかった業務を担っている印象です。
私も安居院さんと同じような出社とリモートワークの頻度で、時短勤務です。子どもの急な発熱などにも周囲のメンバーが「大丈夫だよ!」と快く対応してくださっているので、本当に助かっています。ここまで甘えてしまっていいのかなと思うくらい、安心して仕事に取り組めていますね。

ー私自身、男性ということもあり、ママさんの大変さは想像できないところがありますが、職場のサポートがあったとしても、仕事と育児の両立は簡単ではないと思います。
安居院さん:本当にその通りで、簡単じゃないです(笑)。仕事して、子どもを迎えに行って、家事して…気がついたら1日が終わっています。まだまだ慣れないですね。ただ、仕事の時間は仕事のことだけを考えて、退勤後は家族のことだけを考えるというメリハリが、今の自分には合っているかもしれないと気づきました。
それもあって、一番気をつけているのは「時間の使い方」です。例えば、次の日の準備を必ず行ってから仕事を終える、納期やミーティングなど時間が決まっている仕事と決まっていない仕事を切り分けるといったことを大事にしています。あとは、家事も頑張りすぎず、抜くところは抜いて、土日はゴロンと休めればと思っています。
田中さん:職場復帰して1年ほど経ちますが、仕事と育児の両立はやっと落ち着いてきたかなというところですね。復帰前に「両立はしんどいだろうな」と思って覚悟していましたが、本当にその通りでした。仕事も育児も中途半端になっているなと感じていた時は、特にしんどかったですね。
私の場合は、子育ての時間に比例して、子どもが大好きになって、可愛いなあ、愛おしいなあって気持ちが増し増しになってきたので、その気持ちが私自身を奮い立たせてくれているところがあります。子どもが私を救ってくれました。子どもの成長スピードはとても早いので、それに負けないように…ではないですが、親子揃って成長できればいいなと思っています。
ー先ほど「ギークスで働くママさんメンバーは…」という話も出てきましたが、情報交換などの機会は多いんですか。
田中さん:ちょうど4名ほど、育休の時期が重なったメンバーがいるのですが、子どもの年齢が近いので、情報交換する機会も多いですし、プライベートで一緒に子どもを連れて遊ぶこともあります。育休中に安居院さん親子とも遊びましたね。
私の育休中に「産休育休ガイドブック」が発行されて、ママさんメンバーの先輩の事例を読んだり、こういった制度が活用できるのかとインプットできたり、メンバー同士だけでなく、会社からの情報提供も充実していると感じています。
安居院さん:今でこそ産休や育休に入るメンバーが増えてきましたが、私が妊娠が分かった頃はまだまだ事例自体も少なく、田中さんがちょうど産休に入ったというような状況でした。社内を探して、大阪にいるママさんメンバーに「ちょっと相談させてください」とチャットで話しかけることもあったんですが、皆さん親身に話を聞いてくれて、本当にありがたかったです。
「優しすぎる…」その一言が示す、心理的安全性の高いサポート体制

―ここからは、妊娠が分かった時のことから産休に入るまでについて、お伺いしたいのですが、妊娠が分かった時はどのような心境でしたか。
安居院さん:元々、婦人科に通院していたこともあり、超初期の段階で妊娠が分かったんです。めちゃくちゃ嬉しかったんですが、心の準備がまだできていなかったというか、驚きも多分にありました。通院に関して、上長の寺田さんに相談していたこともあって「お伝えするタイミングとしてはめちゃくちゃ早いんですけど、妊娠しました」と報告したら、初めてあたふたしているところを見たくらい驚いていましたけど、喜んでくれましたし、「今後のことをゆっくり考えていこう」というメッセージもいただきました。
就活中から仕事のキャリアと女性としてのライフステージの両立を考えていて、20代のうちに出産して、仕事に戻れればいいなという想いがあったんです。その想いを叶えるためにも、仕事も出産への準備も両方頑張ろうという気持ちが芽生えました。
田中さん:私も妊娠が分かった時は本当に嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。ただ、ギークスに中途入社してそこまで時間が経っていないタイミングで、かつ、産休・育休に入っているメンバーが周囲にいなかったので、大丈夫かな、休めるのかなという不安感が段々と強くなってきました。当時の上長の増田さんに相談した時には「喜び1割・不安9割」だったことを思い出します。
そんな不安な中で増田さんに相談したら、自分のことのように喜んでもらえて、誰にどのように共有・相談していこうか、業務の割り振りや引き継ぎなど含めて負荷の少ない状況を整えようと話していただきました。優しすぎる…と感じて、不安が一気にほぐれましたね。

ー産休に入るまでの業務量や業務内容、メンバーのサポートなどはどうでしたか。
田中さん:私は悪阻が本当にひどくて、2ヶ月ほど出社できない状況だったんです。安定期に入るまでは状況を共有するメンバーを限定する方針でもあったので、増田さんをはじめ、皆さんに気を遣っていただき、仕事がしやすい環境を整えてくださっていました。
全体共有された後は、お祝いメッセージをたくさんいただきましたし、さりげない業務サポートも数知れずでした。妊娠が寒い時期と重なっていたので、足元のヒーターやブランケットなども準備していただいて…先ほども「優しすぎる」とお伝えしましたが、申し訳なくなるくらいに「温かすぎる」毎日でした。
安居院さん:私の場合も安定期に入るまでは…という方針だったんですが、普段休まなかった私が通院したり、早く帰ったりということが増え、お腹もすぐに大きくなってきたので、全体共有の前に知れ渡っていたと思います。体調不良もあまりなく、ギリギリまで仕事したい気持ちが強かったので、産休直前まで働き、有休消化も少なめでした。業務量や引き継ぎに関しては、上長や周囲と相談しながらでした。
私の上長の寺田さんも、田中さんの上長だった増田さんもどちらも男性マネージャーですけど、小さな相談事でも耳を傾けていただきましたし、上長側に分からないことがあった時には都度確認していただけたので、性別の差を感じることもなく、何でも相談し合える環境でした。産休に入るメンバーが増え始めたこともあって、事業部全体としてどういうサポートが必要かを検討していただいている雰囲気でしたね。
職場復帰を通じて気づいた、アップデートした自分。
ー職場復帰について伺おうと思うのですが、職場復帰を考え始めた時の心境などを教えてください。
安居院さん:産休前はリーダー職で、新卒入社・女性リーダーとして子どもを産んで復帰するロールモデルになると公言していたので、復帰前提で考えていました。ただ、保育園問題などもあり、結果的に1年半以上のブランクとなりましたし、また、育休中に組織体制の変更が行われたり、勝ちパターンの構築のような施策が走ったりと、知らないことが多かったので、不安はありましたね。
田中さん:育休中、限られた人としか話す機会がなく、社会から置いていかれているような感覚があったせいか、早く仕事に復帰したいという気持ちが強かったんですよね。復帰時は上長が変わっていたのですが、どういった役割だと仕事と育児の両立が進めやすくなるのかなど、組織的に検討していただいていて、戻った時に役割がある嬉しさとその役割を果たそうという責任感が生まれました。
ー田中さんのお話に「組織的に検討していただいていて」とあったんですが、復帰までに打ち合わせや情報交換する機会はどれくらいあったんですか。
田中さん:私の場合は、復帰の1ヶ月ほど前に現在の上長の大橋さんとお話する機会がありました。産休前は案件参画中のITフリーランスの皆さんをサポートをする部門におり、担当するITフリーランスの方と18時以降に面談するケースなどがあったので、時短勤務となると、これまでと同じような業務を進めることが難しいかもしれないと思っていたんです。その部分を慮っていただき、先ほどお話ししたような役割づくりを提案いただきました。近いタイミングで育休から復帰するメンバーがいたので、2人で新しい役割にチャレンジできたことも心強かったですね。
安居院さん:私は保育園の申請など手続き面で確認したいことが多かったので、やりとりは複数回していましたが、復帰後の業務内容などに関しては1度ですね。産休・育休中のキャッチアップは復帰してからと割り切っていたこともあり、新卒1年目のような気持ちで戻ってきました。
▲産休育休ガイドブックには、マネジメント側の考え方も記載されています
ー職場復帰後の仕事観の変化はありましたか。今後の目標とともに教えてください。
安居院さん:新卒1年目のような気持ちとお伝えしましたが、いい意味でリセットできた気がします。分からないことは聞く、困ったら助けを求めるというような初心に帰ることができましたし、社会人経験で得たものもあるので、それがうまくミックスできている印象です。これまでよりもストレスやプレッシャーをあまり感じずに、伸び伸びと働けているかもしれません。
今後はマネジメントやメンバー育成に携わっていきたいと思っているので、時短勤務ながらも仕事で価値を発揮して、そのポジションを任せてもらえるように取り組んでいきたいです。
田中さん:心身ともに健康でなければ、仕事も育児も家事も全部が中途半端になってしまうので、自己管理が大事だなと痛感しています。仕事と育児の両立って上手に切り分けられるものではなく、繋がっているものなんですよね。「体は資本」ではないですが、健康にこれまで以上に気をつけるようになりました。
目標としては、今、任されている業務で介在価値を発揮して、チームにとって、事業部にとって、不可欠な存在になれればと思います。支えていただいている周囲の皆さんへの感謝も忘れずに、これからも仕事と育児に向き合っていきたいです。
▲ギークスが企画している「WeWork KIDSDAY」。今年も8月6日に開催されます
ー最後になりますが、これからライフステージの変化を迎える可能性のあるメンバーへ、一言、アドバイスやメッセージをお願いします。
安居院さん:私はお酒を飲むのが好きなんですが、妊娠しちゃうと飲めなくなりますし、復帰後も、仕事終わりに気軽に一杯飲むのもなかなか難しくなりました。これまでよりも時間に限りが生まれるので、今のうちに仕事も遊びも全力で楽しんでおこう!と伝えたいです。10の心得の「『遊ぶ』も全力!」ってその通りだなと感じました。
田中さん:お腹に子どもがいる時って、プレママのあなたしかその子どもを見てあげられないんですよね。仕事を誰かにお願いすることに臆病にならず、子どもを守ってあげてほしい、気にかけてあげてほしいと思います。それをサポートしてくれる素敵なメンバーがいる会社なので、そこは安心してほしいですね。先輩ママとして太鼓判を押します。
ーありがとうございました!
ギークスではここ最近、産休育休に入るメンバーが増え、パパ育休を取得するメンバーも増えてきました。平均年齢30.8歳の職場だからこそ、ライフステージの変化がこれから進んでいくメンバーもいるはずです。
「仕事と育児の両立」を考え、ギークスを選ぶ方々が増えるといいなと思いながら、様々なライフステージに対応した働きやすさを目的に、制度や環境を整えていますので、ぜひ、ギークスへのエントリーをご検討ください!