2025 . 12 . 25
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採用担当者が聞く!新卒入社後のキャリア異動で叶える「地元での挑戦」とは?Uターンメンバーインタビュー
ギークスでは、地方出身者が多数働いており、地域創生への取り組みや地元貢献に対する想いが強いメンバーがいます。また、少数精鋭の地方拠点だからこそ、成長できる環境が広がっているのではないかという観点から、支店での挑戦に手を挙げるメンバーもいます。
今回は、新卒でギークスに入社し、東京本社で経験を積んだ後に、Uターンという形で地方拠点(大阪・福岡)への異動を実現した大阪支店の足田さんと福岡支店の鬼木さんに、地方拠点で挑戦しようと思った背景や異動までの道のり、東京と地方での違いなど、人事戦略部 採用チームの姫野さんが聞きました。
挑戦の始まり、新卒で東京を選んだ理由と異動の裏側

▲大阪支店で働く足田さん
―今回は「新卒入社メンバーのUターン後のキャリア」をテーマに、鬼木さんと足田さんにお話を伺いたいと思います。まずは、現在の所属や仕事内容について教えてください。
鬼木さん:
私はIT人材事業本部の九州・北海道営業部に所属しており、福岡支店に勤務しています。新卒でギークスに入社して以来、法人営業を中心としたキャリアを歩んでいることもあり、福岡支店でも、ITフリーランスの皆さんが参画できる案件の創出や、クライアント企業との連携強化やサポートを進めています。
足田さん:
私はIT人材事業本部の関西・中部営業部に所属しており、大阪支店に勤務しています。私は新卒で入社して、ITフリーランスの皆さんの案件探しから参画までをサポートするEP部に所属しました。東京本社で1年半ほど、大阪支店で2年半ほどになります。現在は大阪支店でのEP担当というポジションになりますね。
ー記憶を遡っていただくことになると思いますが、新卒での入社先としてギークスを選んだ理由や決め手をお伺いしたいです。
鬼木さん:
就職活動をしていたのは10年ほど前になりますが、人と関わることができる仕事、影響を与えられる仕事を探していました。その当時、たまたま親交があった方が、ITフリーランスの方で、地方ではフリーランスという働き方への理解がまだ浸透しておらず、たとえ収入があっても、住宅ローンなどの審査で不利になるといった話を伺ったんです。それがちょうどギークスの選考を受けているタイミングでもあり、この課題の解決に貢献したいと思ったことが、入社の大きな決め手となりました。
足田さん:
一番の決め手は、就職活動中にギークスで出会った「人」です。採用チームの皆さんや社員交流会で出会った皆さんの印象がとにかく強くて、学生一人ひとりと真摯に向き合い、本音で語っていただける姿勢に感動したんです。そこで「お客さまに対しても、目先の利益ではなく、この採用が本当にお客さまの長期的な発展に繋がるかを判断し、違うと思ったら引くというスタンスで営業している」という言葉を伺った時に、自分の中の価値観と重なって、ここで働きたいと思うようになりました。

▲福岡支店で働く鬼木さん
ーお二人とも地方出身ですが、新卒というタイミングで東京に出て挑戦しようと決めたのは、どのような背景があったのですか。
足田さん:
新卒というタイミングでしか、東京に行く機会はないだろうと思っていたからです。企業も人も情報も最先端である東京という場に行くことで、得られるものは必ずある。実家を出て、一度東京に出て挑戦しておくべきだと考えました。
鬼木さん:
私も足田さんと同じで、いろいろなことが始まる場所が東京だと思っていたので、まずはそこでチャレンジしたいという気持ちが強かったです。IT人材事業という将来性があるビジネスに携わることで、ITフリーランスという働き方を地方でも浸透できるようになるのではないかと期待もありました。
ー新卒入社後は東京本社への配属でしたが、それぞれ、大阪・福岡の地方拠点への異動を決めた理由とタイミングを教えてください。
足田さん:
私の場合は「成長機会」が大きな理由でした。年間MVPである「Best of Buddy賞」を受賞した先輩が、当時の大阪支店には2人おり、就職活動時の社員交流会でもお世話になっていたので、この2人の元で学ばないのはもったいないと感じていました。
異動を申し出たのは新卒1年目の終わり頃でしたが、当時の上長からは「半人前では行かせられない」と言われ、そこから、毎月のKPI達成、半期のKPI達成という条件をクリアし、2年目の下期に異動を実現できました。
鬼木さん:
ギークスへの入社の決め手は「ITフリーランスという働き方の地方浸透」だったのですが、異動の背景には「地元で暮らす家族の存在」もありました。
年末年始などで帰省する度に、親に会える機会はあとどれくらいあるのだろうと思い、将来的なことも考える中で、親元に近いところで生活したいという想いが芽生え始めました。ちょうどその頃、東京本社と地方拠点の連携を強化させたいという会社側の意向を耳にしたこともあり、入社5年目のタイミングで福岡支店で働くことになりました。
「自らの成長」のためのUターン

ここからは「自分の成長」を背景に大阪支店へと異動を決めた足田さんに焦点を当て、東京から大阪への異動の裏側と、地方拠点でのキャリアについて深掘りしていきます。
ー新卒入社したメンバーは本社で働くことがほとんどですが、異動を希望し、実現したプロセスについて詳しく教えてください。先ほど、上長から「半人前では行かせられない」という言葉があったと伺いましたが、どのように乗り越えたのでしょうか。
具体的には、1年目の下期が始まる際の面談にて、異動の意思をキャリアプランシートに記載し、初めて上長に伝えました。「半人前の状態で行っても学べることは少ないから、まずは東京で一人で成果を上げられる状態になってほしい」というメッセージをもらったことで、これが私自身の目標の軸となるものだと捉え、挑戦が始まりました。
先ほどもお伝えしましたが「毎月のKPI達成と半期のKPI達成」という明確な成果を出すことにコミットしました。1年目の下期、2年目の上期と連続達成し、再交渉したところ、2年目の下期に異動が実現しました。自分の成長のために大阪に行きたいという強い想いがあったからこそ、結果を出すことができたと思っています。
ー本社時代と比べて、仕事環境などの違いはありますか。
足田さん:
本社から大阪に来ても、EP担当として業務を進めており、業務内容自体は大きく変わりませんでしたが、仕事の環境は大きく変わりました。
ギークスは、東京も大阪もWeWorkにオフィスを構えていますが、東京本社では個別のフォンブースで商談していたのに対し、異動当時の大阪支店では6人部屋のオフィス内で商談をすることがほとんどでした。真横にトップセールスのメンバーがいるので、その商談を聞くことができましたし、私自身の商談内容にもすぐにフィードバックをいただいていました。
どのような雰囲気で商談を進めているのか、どのような言葉を使っているのかなどを直接見て聞いて、商談後に疑問に思ったことをすぐに尋ねられる環境は、学びが非常に多いと感じています。オンボーディング環境が整った本社で基礎を学び、大阪でトップランナーの仕事を見ながら応用を学ぶという、理想的な成長環境でしたね。

ー大阪支店に来て、仕事面や精神面で「良かった」と感じることは何ですか?「地方拠点ならでは」の面白さがあれば教えてください。
仕事面では、エンジニアの方との関係性がウェットになったことが大きかったです。大阪では、実際に担当しているエンジニアの方がWeWorkのオフィスに挨拶に来てくれたり、対面でコミュニケーションを取れる機会が増えました。ギークス経由で案件に参画している方々がWeWorkに集まって交流するような流れも生まれ、横の繋がりも徐々に広がっています。コロナ禍が明け、オフラインの機会が得やすくなった背景もありますが、土地柄も関係していると思います。
精神面では、仕事終わりに週2〜3日で飲みに行けるような賑やかさがあり、そういった飲みの場で話す仕事の話が胸熱だと感じていて、次の日の活力に繋がっていますね。
ーご自身の経験を踏まえ、ギークスは「変化や挑戦を応援してくれるカルチャー」だと思いますか?
「変化を楽しむ」という10の心得もあるように、間違いなく、変化を楽しませてくれる環境だと感じています。私自身、入社間もない中で「チャンスがほしい」「別の拠点で挑戦したい」と想いを伝え、挑戦を実現させてもらえました。当時はまだそういった事例が少なかったにも関わらず、です。
私の周りを見ても、新卒3年目でリーダーを任されたメンバーなど「自分から発信したメンバーはやりたいことを叶えられる、冒険できる」文化があると思います。「まずはこれをクリアしよう」という明確な目標や課題は与えられますが、それを乗り越えれば、挑戦を必ず応援してくれる会社だと実感しています。
「地元への貢献」と「家族への安心感」のUターン

続いては、鬼木さんに焦点を当て、福岡支店への異動の道のりと、地方拠点におけるキャリア、今後の目標について深掘りしていきます。
ー新卒入社したメンバーは本社で働くことがほとんどの中で、異動を希望し、実現したプロセスについて詳しく教えてください。「誰でも地元に戻れるわけではない」という難しさがあったのではないかと推測しています。
地元が福岡ですし「将来的には福岡に戻るの?福岡支店で働くの?」という話は、入社以来ポツポツとありました。ただ、地方出身の他の新卒メンバーも同様だったと思いますが「支店の規模を考えると、独り立ちしている状態でなければ送り出せない」と言われていましたし、その言葉に納得していました。
新卒1年目は上手くいかないことが多かったんですが、2年目、3年目と営業面で結果を残せるようになり、メンバーの育成にも関わりながら「一人前に動けるようになった」と感じられるようになった頃に、東京本社と地方拠点の連携を強化させたいという声が上がっていることを聞いたんです。私自身のライフステージのタイミングも重なって、5年目の初夏に福岡支店に異動しました。その直前にBuddy賞を受賞できたことも心理的には大きかったですね。
ー本社時代と比べて、仕事環境などの違いはありますか。
福岡支店でも法人営業を担当していますが、違いでいえば、営業スタイルが挙げられます。東京で営業していた頃は、若い世代の企業担当者の方々も多く、効率的なコミュニケーションを求められる機会が多かったのですが、福岡では年齢層が比較的高く、IT人材業界内での横の繋がりや「顔を知っている同士だからこそ」といったウェットな人間関係も大切です。地元に帰ってきた側ですが、そこへの慣れに一定の時間はかかりました。
また、仕事に対する責任感は格段に高まりました。東京本社には多くのメンバーがいることで、誰かがリカバリーしてくれるという気の緩みがあったことは否定できません。ただ、福岡支店では少ないメンバーの中で「自分が目標達成しなければ支店の数字は達成しない、誰かが倍以上頑張らなくてはいけない」という危機感が常にあり、これが仕事の充実感に繋がっています。これは地方拠点の環境では共通するものだと思います。

ー福岡支店に来て、仕事面や精神面で「良かった」と感じることは何ですか?「地方拠点ならでは」の面白さがあれば教えてください。
仕事面でいえば、法人営業担当であっても、案件に参画しているITフリーランスの皆さんをサポートする「CS担当」としての視点がより求められるため、多角的な視点で仕事に取り組めるようになりました。本社での営業活動とは違った難しさがありますが、それがスキルアップに繋がっています。
精神面でいえば、充実感と安心感が全然違いますね。結婚・出産・育児といったライフステージの変化を見据えても、実家が近く、何かあった時の頼り先が近くにあることはとてもありがたいです。
ーご自身の経験を踏まえ、ギークスは「変化や挑戦を応援してくれるカルチャー」だと思いますか?
ギークスは挑戦を応援してくれますが、同時に「挑戦のための正しい準備」を強く求められる文化だと思います。異動の話が具体的になってきた当初も、会社が何をしようとしているのか、どのような考えなのかを理解するために、部署を超えたプロジェクトに積極的に関わるようにしていました。そういった動きも大切だと思います。
私自身、結婚を経て、今後は仕事と家庭を両立しながら、ギークスに貢献していく道を模索しています。新卒入社・営業職・拠点異動といった背景を持つ女性メンバーのロールモデルは多くはないので、そのモデルケースになれれば嬉しいですね。

お二人のインタビューを通じて、Uターンメンバーの異動への道のりや背景、異動後の働く姿などを感じていただけたのではないでしょうか。
今回はUターンに着目した「挑戦エピソード」ですが、鬼木さんの言葉にもあったように、挑戦を応援すると同時に、挑戦のための正しい準備を求められるギークスで挑戦してみたい、自分のキャリアをスタートしたいと感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ギークスへのエントリーをご検討ください!