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2022 . 06 . 03

CORPORATE

「CSRレポート2022」発行の裏側とそこに込めた想い

ギークスとして5月19日(木)に初めて発行した「CSRレポート2022」

ギークスは「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンを掲げ、持続可能な社会の実現と継続的な企業価値の向上の両立を推し進めています。

私たちがどのような社会課題に取り組み、事業活動を通じてどのように課題解決へと導いていくのか、より多くの方々にお伝えする機会を設けたいと考えて誕生したのが「CSRレポート2022」です。

SDGsアンバサダーとしてサスティナビリティ活動全般のプロジェクトを担い、「CSRレポート2022」の発行責任者を務めたSasakiに、CSRレポート作成の背景や想いについて聞きました。

CSRレポートの意義とは

-そもそもCSRレポートとは何でしょうか?

CSRレポートは、社会におけるその企業の役割を示したものであり、この1年間でどのように社会貢献してきたのかを伝えるものだと考えています。今回発行した「CSRレポート2022」においては、事業を通じて組織的に社会課題解決に邁進した取り組みから、メンバーの気づきや意識変革によって生まれた日常的な取り組みまで、様々な活動をまとめました。

-今回、なぜこのタイミングでCSRレポートを発行したのでしょうか。

今年4月にギークスはプライム市場へと移行しましたが、企業として求められる社会的責任が増してきていることを痛感しています。ギークスがグループ全体でどのように社会に貢献しているかを伝えていくべきタイミングだと考え、発行しました。

CSRレポートの発表は、必ずしも義務化されているものではありません。しかし、ギークスの3年後・5年後を見据え、SDGsやESGへの取り組みをグローバルスタンダードにまで引き上げることを考えたときに、CSRレポートの発表は「今やるべきだ」という確信がありました。

幸いにも、これまでの私自身のキャリアや経験を生かせる業務であり、経営層やメンバーにも大きく協力いただいたおかげで、スピード感を持って制作できたと思っています。

-企業が担う社会貢献について、Sasakiさんはどのように捉えていますか?

企業が事業活動で得た利益を何に還元するかと考えたときに、「配当として株主に還元する」「福利厚生をより手厚くすることで社員に還元する」など様々なアプローチが存在すると考えていますが、私は「社会に還元する」ことがとても大切だと捉えています。

生まれつき両足が不自由な障害者である自分自身を考えると、社会に「生かされている」「支えられている」という感覚があります。自分たちを支えてくれている社会に対して、まずは自分ができることで貢献し、苦しいときには力を借りるという「ペイフォワード」の気持ちで社会に貢献することは、個人としても大切にしていますし、企業としても持続的に事業活動を進めていくうえで、とても大切なことではないでしょうか。

企業人のSasakiという視点だけではなく、この社会の一員という俯瞰した視点から、「自分たちは社会に対して何ができるのだろう」と常に考え続けていきたいと考えています。

「CSRレポート2022」で特に伝えたいこと

-「CSRレポート2022」に込めたこだわり、大切にしていたことは何でしたか?

「メンバーの取り組みとその頑張りを伝える冊子にする」ことを意識しました。ギークスグループのSDGsへの取り組みは、意欲と興味をもって手を挙げてくれたメンバーとともに進めているものです。忙しい業務の合間を縫って協力してくれたメンバーにはとても感謝しています。だからこそメンバーの顔が見える形で社内外にその取り組みの様子を伝えられる内容にすることを心がけました。

また、各事業本部長からのメッセージでは、それぞれの事業が社会のどのような課題を解決するものなのか、社会的にどのような貢献性がある事業なのか、丁寧に説明することを重視しました。

「CSRレポート」というと「難しそう」と気構える方もいらっしゃるかもしれませんが、ギークスの未来を担う方々にも読んでいただければと思い、親しみやすい内容に編集しています。

また、ぜひデザインにも注目していただきたいです。ギークス初のCSRレポートということで、今回の内容やデザインが、次年度以降のCSRレポート制作の基点になります。社内のデザイナーがとても頑張ってくれたおかげで、良いデザインに仕上がりました。この場でも感謝を伝えたいです。

SDGsの取り組みによる社内の変化、今後への想い

「実はSDGsの取り組みは大切だと思っていて…」と言ってくれる仲間が増えた実感がありますね。「一緒に何かできないか」と声をかけてくれるメンバーもいれば、「いろいろと話を聞いてみたいです」と興味を持ってくれるメンバーもいます。また、新卒で入ってきた若いメンバーは「SDGsネイティブ」のような存在で、その重要性と基礎知識をすでに把握しています。

今年1月から実施した「17Actionプロジェクト」(※)1つを例に挙げても、想像していた以上にメンバーの視座が高く、熱い想いとともに具体的な行動が生まれました。新しい取り組みを行うたびに、賛同してくれるメンバーが増えています。

※2022年1月からの3ヶ月間実施したSDGsへの取り組み。SDGsの17の目標を17人のメンバーがそれぞれひとつずつ担当し、「目標達成につながる日常的にできる行動を実践してもらおう」という活動。
こギークスグループのSDGsへの取り組み「17Actionプロジェクト」を振り返って

また、こうした取り組みがメンバーにとって、事業部を超えたコミュニケーションの場になっていることも感じています。他事業部のメンバーと交流するきっかけになったり、そこから新たな関係ができたりという作用が生まれており、SDGsのプロジェクトが、メンバーにとって会社の中の「サードプレイスのような役割」を担えるようになったら嬉しいですね。

ギークスに入社し、SDGsアンバサダーという役割を担って2年ほど経ちましたが、私の入社前はSDGsの取り組みをプロジェクトとして行っておらず、もちろん仲間もほとんどいないような状況でした。

2年前と比べれば、ともに活動に取り組んでくれる仲間の数が増え、とても嬉しい状況ではありますが、グループ全体から見ればまだ少数であることも事実です。今後はさらに、手を挙げてくれる仲間を増やしていきたいですし、社外を巻き込んだ企画などを推進し、規模拡大も目指しています。

私は0からさざ波のような動きを作り、そこから大きなうねりを起こしていくことにやりがいを感じる性分なので、未だSDGsの取り組みに参加したことのないメンバーを、どうやって巻き込んでいこうかと考えるとわくわくします。

今年度は各事業本部とより強固に連携し、ESG経営の観点での数値目標などを掲げ、目に見える形での成果を導けるよう、取り組みを進められればと考えています。ぜひ期待していてください。

-ありがとうございました!

※本記事は、2022/6/3に公開したギークス公式noteの転載記事です。

ギークスのサステナビリティページ