ITフリーランス専門
「geechs job」
ITフリーランスの活用に興味がある企業様はこちらをご覧ください。
MENU
CLOSE
2022 . 01 . 13
CORPORATE
家具インテリアのECサイト「LOWYA(ロウヤ)」をはじめEコマース事業を展開する株式会社ベガコーポレーションでは、ギークスにご登録のITフリーランスの方が参画しています。
ベガコーポレーションの本社は福岡県にありますが、全国各地のITフリーランスが活躍しています。今回は、ベガコーポレーションでエンジニア採用を担当する石村様に、ITフリーランスを活用する背景やリモートワークでのITフリーランスの受け入れについてのお考えを伺いました。
▲エンジニア採用を担当する石村様
ー現在の開発チームの体制を教えてください。
当社には大きく2つの事業がありまして、1つが家具インテリアのECサイトを運営する「LOWYA事業」、もう1つが越境ECサイトを運営する「DOKODEMO事業」です。LOWYA事業では65名ほど、DOKODEMO事業では15名ほどのエンジニアが在籍しています。DOKODEMO事業においては、エンジニアの半分ほどがITフリーランスです。
ー現在の働き方(出社比率)について教えてください。
現在は、エンジニアに関しては8割のメンバーがリモートワークの働き方になっています。
2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大し、政府からリモートワークが推奨されるようになった頃から、当社でもリモートワークを導入しました。
リモートワークを取り入れやすい部署・取り入れづらい部署がありますが、エンジニアに関しては比較的リモートワークとの親和性が高いので、リモートワークを推奨しやすい環境となっています。
今後の働き方に関しては、メンバー間のコミュニケーションを円滑にすることを目的に出社率の見直しを検討しています。リモートワークの良さと出社することの良さのどちらも取り入れながら働けるように、最適なバランスを全社で話し合っています。
ーITフリーランスを活用されている背景を教えてください。
事業の状況にあわせて臨機応変に人員調整ができることから、ITフリーランスを活用しています。
事業を推進していく中では、期初に計画していなかった開発案件の相談を期中でもらうなど、臨機応変な対応を求められることがあります。その際に、予算に応じて人員を増減させることができ、人材に流動性を持たせられるのが、ITフリーランスを活用している1番の理由です。
事例として、2020年6月に「BIツールを開発していきたい」ということから急きょ開発人員が必要になり、参画するITフリーランスの方を増やしました。このときは、サーバーサイドでデータ周りに関して開発できる方を求めていたので、そういった経験がある方、もしくは経験はないけれど伸びしろがありチャレンジをしていきたい気持ちがある方を募集していました。
このような方々を正社員で募集・採用するのは、そもそもの母数自体が少ないために難しいと感じています。半年間募集しても、入社者が決まらないのではないかという想定もありました。
一般的に「正社員を採用するよりも、フリーランスを活用する方が会社の支払う金額が高い」と言われていますが、実際、正社員を採用した際にエージェントに支払う手数料などを考えると、かかる金額がそれほど高いわけではなく、正社員で採用するよりもスピーディーにジョインしていただけます。なおかつ、技術力が安定していて即戦力として活躍してもらえるところが非常にありがたいなと思っています。
ーリモートワークで全国各地にお住まいのITフリーランスの方を活用されていますが、その形での活用を取り入れた背景を教えてください。
全国各地のITフリーランスを活用している理由として、内部要因と外部要因がそれぞれあります。
内部要因としては、リモートワークとした場合に起こりうるコミュニケーションリスクを軽減できたことです。コロナ禍により始まったリモートワークですが、1年ほどリモートワークを中心とした働き方が進む中で、コミュニケーションを円滑に取れる文化と体制が構築されて、遠方にお住まいの方でもリモートワークで一緒に働けるイメージを持つことができました。
外部要因としては、エンジニアの働き方の選択肢が広がるのに合わせて、企業も柔軟に体制を変えていく必要があると感じたためです。エンジニアは「売り手市場」になっており、エンジニア自身が様々な働き方を選択できる時代になっていると感じています。そのため、IT人材を獲得するためには、企業も時代の流れに合わせていかなくてはならないと思っています。
このような要因から、ITフリーランスをリモートワークで活用しています。もちろんリモートワークだけでなく出社していただく形態での参画も活用していく方針です。
ーリモートワークでITフリーランスを活用し始める際に不安だったことや困ったことなどはありましたか?
最初からリモートワークを前提としていた訳ではありませんでしたので、社内で合意形成する必要がありました。ただ、採用の幅が広がるという点で徐々に理解していただきました。
これは会社の風土の影響もあるかもしれません。例えば、対面で話すことを重視している企業様や、顔を合わせて仕事をすることが成果につながっていると感じている企業様は、リモートワークでITフリーランスを活用するというのは不安があるでしょうし、合わないかなと思います。
私たちの場合は、「フィカ」という毎週一回雑談をする時間を設けたり、オンボーディングの際に自己紹介・他己紹介などのワークショップを開催したり、定期的に1on1ミーティングを実施したりなど、様々なコミュニケーション施策を行っていますが、これらはリモートワークだから実施している訳ではありません。
私たちは事業を成功させていく上で、「共に働く仲間を知って仕事をすること」「仲間たちと目線を合わせていくこと」が大事だと考えているために実施しています。そのような環境・仕組みがあったからこそ、リモートワークという働き方にも不安がなかったのだと感じています。
ー「出社する形でITフリーランスを活用すること」と「リモートワークで全国各地から参画してもらうという形で活用すること」で、何か変わったことなどありますか?
ギークスから紹介してもらえるITフリーランスの層が増えたと思っています。
日本全国に広げることで、参画までのスピードが速くなり、より私たちのニーズにマッチした人を提案していただけるようになったと感じています。必須の要件のみならず、「あればなおよい」という要件まで叶えられるようになっていると思います。
ーリモートワークでITフリーランスを活用するのに向いている企業様はどのような企業だと感じますか?
それぞれの企業様のビジョン・理想の働き方があると思いますので、自社にマッチする働き方を選択して、いろんな働き方の会社があって良いと思っています。
そのうえで、リモートワークでのITフリーランス活用を決断するためには、2つのポイントがあると思っています。
1つ目は、個人情報など企業の機密情報を流出させないための仕組みが整っていることです。
2つ目は、「生産性が落ちていない」と示すことです。経営者の方が懸念する要素はいくつかあるかと思いますが、「利益が出続ける状況」であるかは重視されると思います。オペレーションが問題なく回せているという状況を定量的に示し、目視できる状況を作ることが大切です。定量的な指標で生産性が変わらないことが示せれば、選択肢のひとつになってくるかと思います。
ーギークスに対する印象を教えてください。
ギークスのソリューションには、非常に助けられています。ITフリーランスと企業が直接やり取りをするとなると、企業側はまずどのようなIT人材が必要なのかを自社内で1から洗い出して把握しなければなりませんし、そのうえで直接ITフリーランスの方とコミュニケーションをとるという工数も必要になります。
ギークスがITフリーランスと企業の「ハブ」となり、このような工数を最小化していただけるのでありがたいです。
ーギークスの営業担当への印象を教えてください。
「社内の人事担当者の1人」に近い印象を持っています。「このような人材がほしい」と確定する前から、人材確保に関する相談ができているからです。
例えば、「近々事業部の動きとしてAもしくはBが起こる可能性があります」と実際に起こるか分からない、かつ、起きた場合の対応方法が複数考えられるくらい未確定なタイミングからご相談することもあります。
そのようなときでもギークスの営業担当の方からは「それであれば、こういう準備をしておくと良さそうですね!」といった回答をいただき、そのおかげで進みやすくなったこともありました。
私たちが事業を進めていく中では、一本道ではなく枝分かれしたり、時には戻ってみたりすることもあります。事業会社の技術責任者は常にあらゆる可能性を読みながら、開発スケジュールの検討・人員の確保など行っていますが、ギークスの方は私たちの動きに寄り添って、一緒に考えてくれる姿勢を持っていると感じています。
私たちの会社のカルチャーや事業内容、必要としている人物像をきちんと把握してくれているからこそ、求める人材像が固まる前の段階から相談できますし、さらには私たちの採用担当のように振る舞っていただくこともあり、大変助かっています。
ー今後のギークスに期待することを教えてください。
引き続き、企業のニーズに応えるソリューションを提供してもらえることを期待しています。
ギークスには、「今の日本におけるIT業界の課題を解決するポテンシャルがある」と思っています。世間では「DX(デジタルトランスフォーメーション)はやらねばならないものだ」という空気もあり、今後のニーズとして「事業会社で技術者を抱えていく」ことがさらに高まっていくと思っています。
このような背景がある中で、ギークスが提供するサービスや数々の企業様とのお付き合いから蓄積されたノウハウは、今後の日本社会における課題の解決策になるのではと思っています。
「エンジニアが必要」というのは同じであっても、各社の業種や業態、歴史や規模感によって細かいニーズが異なっていると思います。それらを正しくキャッチアップして、企業の成長を支えるソリューションを提供してもらいたいです。
ITフリーランスの活用に興味がある企業様はこちらをご覧ください。
※本記事は、2022/1/13に公開したギークス公式noteの転載記事です。
ENTRY