組織と個人の成長を加速させる仕組みをつくる

2024年7月に、採用チームと教育チームを統合して発足した人事戦略部は、採用、オンボーディング、研修、タレントマネジメントといったIT人材事業本部における人事業務全般を担っている部門です。

「働き方の新しい『当たり前』をつくる」という事業ミッションの実現に向け、同じ想いをもつ人材を採用し、一人ひとりの成長を支援することで、組織力の強化を推進しています。

IT人材事業本部では、「『10の心得』を体現し、価値提供し続けられる人材」を育成人物像として掲げており、具体的には「実現すべきビジョン、未来を見据えるコンセプチュアルスキル」「IT業界に適用するテクニカルスキル」「戦うフィールドを選ばないポータブルスキル」を育むための道筋や仕組みづくりに力を入れています。

目まぐるしく変化する社会の中で、ITフリーランスの皆さまや企業の方々に選ばれ続けるサービスを提供する組織をつくるために、成長意欲の高い採用候補者の方に選ばれること、そして、成果に伴い、成長が実感できる組織であることを目指し、人事戦略部としても変化をいとわず進化していく姿勢が大切だと考えています。

人事戦略部の主な役割である採用・研修・タレントマネジメントは、事業戦略との一貫性が重要であり、事業本部長や各部長、メンバーと細かな連携を図りながら、業務を進めていかなくてはなりません。私たちの業務ひとつがメンバー一人ひとりのキャリアプラン、職場環境、ひいては事業ミッションの実現に向けた経営戦略にも影響を与えかねないので、その責任をひしひしと感じています。

また、メンバーのメンタル面のケアも大事な役割です。営業現場に入り込んでいない私たちだからこそできるケアやサポートもあります。

発足当初、私が大阪、他の人事戦略部のメンバーは東京と物理的な距離が離れており、密な連携を取った対応ができるのかと懸念していたことも事実ですが、結果的にはこの距離感が功を奏しているように感じます。東京だからこその育成課題、地方拠点だからこその育成課題にそれぞれ気づくことができますし、お互いの状況を客観的に見ることができるのもメリットです。

組織や個々の成長に向けた伴走者として、それぞれの声を聞き、先手を打った対応を進めていきたいですね。

人事戦略部は、採用チームと教育チームという2つの機能から成り立っています。

採用チームは、組織戦略から求める人物像を整理し、採用戦略を立て、リクルーティングや入社までのサポートを行います。教育チームは、オンボーディングや入社後の研修、配属後の定期的なフォローアップ、メンバーの能力・スキル・キャリア志向を元に、人材定着や組織活性のためのフォローを行っています。

先述した通り、全方位的に事業部内の関わりがあり、コミュニケーションの質と量が求められるほか、面接や面談の対応など調整業務も非常に多く、進行管理能力も求められます。

また、求職者の方にとって、採用担当はギークスの顔です。ギークスを1番に理解し、カルチャーを体現している存在として、求職者の方にギークスの魅力を余すことなく伝え、入社後の双方のマイナスギャップを回避するためにも、しっかりと「想いを語る」姿勢を示すことが重要です。

研修の場においても、「変化を楽しむ」や「妥協のないつながり」といった姿勢を研修担当が率先して示し、ギークスで働くスタンスについても感じ取ってもらえたらと思っています。

人事戦略部は、社内外すべての方々に本気で向き合うことを大切にしています。入社したメンバーが、採用チームの熱量や相手に徹底的に寄り添う姿勢、研修における教育チームのフォローの充実さを口々に話してくれるのはその一例です。会社の成長と個人の成長の両軸が実現する未来を描くべく、「事業部のために、メンバーのために最善を尽くそう」という想いを持ったメンバーが人事戦略部に集まっています。

人事戦略部が目指す組織像は、採用や研修など、各業務で安定的なバリューを発揮し続ける「再現性の高い」組織です。そのために、これまでの経験に基づいた感覚で取り組んでいた業務を言語化し、各業務の進捗を数字で細かく落とし込み、ボトルネックを把握して打ち手を見出していくように伝えています。また、私とのコミュニケーションも一方的な報告だけではなく、どうすればよいかという提案がベースとなるように意識づけしています。

私の目下の使命は、再現性の高い組織と人事戦略部のメンバー一人ひとりの個性を発揮できる環境をつくることです。採用については私自身、まだまだ勉強不足なのでメンバーの知見に助けられてばかりですが、お互いの持つ強みを組み合わせながら、強い組織に進化させていきたいですね。