2019 . 08 . 23
CORPORATE
この一年を次の成長に生かして、目指すは「ベンチャーであり続ける組織」
ギークスは8月23日に設立12周年を迎えました。これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝申し上げます。今年は、東証マザーズ上場という大きな出来事があり、変化・進化し続けてきた私たちの歴史の中でも特に印象に残る年となりました。一年を振り返ると同時に、私たちが見ている未来について、代表曽根原がお伝えします。
フリーランスマーケットを牽引し、市場を拡大
昨年の今頃、ちょうど11周年を迎えた頃は、IPOに向けて審査が本格化し「いよいよこれから臨むぞ」という気持ちでいたタイミングでした。一年後の今、こうして上場企業として、多くのメンバーと12周年を迎えられていることを嬉しく思います。これも一重に、お取引先各位、ご協力者の方々、株主様のお力添えとご支援の賜物であると、深く感謝申し上げます。
この一年で大きな節目となった、2019年3月の東証マザーズ上場。私自身、以前に一度、上場経験があるとはいえ、当時と状況が変わっていることと、IPOプロジェクトメンバーは全員が初めての経験で臨みましたので、大変なことも多くありました。
特に当社の場合は5つの事業があり、各事業を計画通り進捗させることが最重要項目でしたが、事業を引っ張ってくれているメンバーのおかげで、業績はいい形で進捗することができました。
また、数年に渡る上場準備過程において、より強い組織とするため、あらためて各事業において自分たちの在り方を言語化したり、客観的に外部の視点で組織・体制を見直すことができたことで、コーポレートガバナンス面も強化される良い機会となりました。
そもそもどうして私たちがIPOを目指したのか。一番の大きな目的は「フリーランスマーケットを牽引し市場を創っていくための、信用力・認知度の獲得」です。
主幹事業であるIT人材事業において、私たちは創業以来、ITエンジニアの皆さまにフリーランスという働き方を啓蒙・支援し、企業様にはITフリーランス人材の活用を促してきました。
ここ数年、フリーランスの働き方が注目され、フリーランス人口が増えつつありますが、私たちがこのマーケットをリードしていきたいと思っています。その中でもIT人材に特化して、「ITフリーランス」と言えばギークス、ITフリーランスの皆さんが何かしらギークスと接点を持つインフラのような存在を目指しています。
そうして、私たちは技術力をシェアするプラットフォームとなり、雇用にこだわらない人材活用で、社会の人材不足を解消してまいります。
感じる変化と、私たちの次の成長
IPOを経て、様々な変化を感じています。IT人材事業では、ありがたいことに、ITフリーランスのご登録者数が増加傾向にあること。新たなご縁となったITフリーランスの皆さまのご期待にお応えできるよう、案件紹介に留まらずにライフサポートも含めてご支援し、より信頼できるエージェントでありたいと思います。
また、他事業においても、協業をはじめとする様々なご提案を頂くなど、以前に増して有り難いお話を頂くことが増えており、パートナー企業様からの見え方も変わったと感じています。
これらの変化は、これまで最前線で各ステークホルダーと良好な関係構築を続けているメンバーの日々の頑張りももちろんですが、上場企業として企業情報を開示したことで、より「安心感」が増したのではないか、と考えています。
このような機会を生かして、私たちは次の成長に繋げなくてはいけません。次の成長のために、私たちはどうするか。いま様々な角度で模索検討していますが、その一つに成長をし続けるためには「ベンチャーであり続ける組織」でいたいと思います。
ベンチャーであり続ける、とは言え、想いや勢いだけではいけません。これからマーケットを創っていく立場にある私たちは、内部統制が有効に機能した上で安定した基盤を持ち、情熱と機敏性のあるベンチャーであり続け、しっかりと成果を出せる組織を目指します。
私たちは、世の中の変化を読み取り、進化し続けてきました。これまでいくつもの課題や壁にぶつかってきましたが、それも会社一丸となって乗り越えてきました。いまでは社員数は350名となり、事業ポートフォリオも増えています。これまでの実績を自信に変え、これからも私たちは多くのことを成し遂げていけるはずです。
ギークスグループのメンバーには、一人ひとりの頑張りによって上場企業となれたことを、胸を張り誇りに思ってもらいたいです。ですが、上場して終わりというわけでは決してありません。上場企業の社員として見られることを意識し、今の私たちに甘んじることなく、更なる成長を目指して、改めて気を引き締めて事業に取り組んでほしいです。
私たちは、これまで以上に世の中の変化を読み取り、それを実践・提案できる企業であり続けるために、全社を挙げてより一層の努力に励んでまいります。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。