2024 . 05 . 15
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先輩たちの言葉に素直に耳を傾けるところから全てが変わった。2023年度新人賞受賞者 土屋さんインタビュー
ギークスでは、新卒入社1年目の社員の中から、最も活躍したメンバー1名に新人賞が贈られます。
先日行われたギークスアワードにて、2023年度の新人賞が発表されました。
今回は新人賞を受賞したIT人材事業本部 営業部の土屋さんに、新人賞を受賞した率直な気持ち、社会人1年目で得た経験、今後の意気込みなどを聞きました。
先輩を信じ、愚直に取り組んだ結果の新人賞
IT人材不足に課題を抱えている企業に対し、ITフリーランスの活用を提案する営業部に所属。周囲の言葉に耳を傾け、まずはやってみることを大切に行動を積み上げた結果、新人賞まで辿り着いた。2024年1月度月間MVP。好きな10の心得は「モテる人間になる」。
ー2023年度 新人賞の受賞おめでとうございます!当日、サプライズでの発表となりましたが、受賞者としてお名前を呼ばれたときの気持ちを教えてください。
新人賞を獲りたい気持ちはありましたし、営業成績などから営業部だったら私じゃないかという自信も多少はありました。ただ、真摯に仕事に向き合う同期がたくさんいますし、ギークスアワード当日まで、誰が選ばれるか本当に分からなかったので、名前を呼ばれた瞬間は驚きましたが、喜びとホッとした気持ちが半分ずつ浮かんできたのが正直なところです。
ーギークスアワードの壇上での受賞者スピーチでは、どのようなことを伝えられたのですか。
お世話になった先輩への感謝の気持ち、そして、少し自分を知ってもらうために、1年間で取り組んだ仕事に対するスタンスについて話しました。
壇上での感謝の言葉は営業部 リーダーの藤倉さんに向けてだったのですが、ダメなものはダメ、いいものはいいと背中を押し続けてくださって、私がやりやすいような環境を整えていただいたことに「ありがとうございます」と伝えることができました。新卒同期の中で先輩方に一番迷惑をかけていると思うので、受賞できて、感謝の気持ちを伝えられて、良かったです。
また、仕事に対するスタンスは、周囲の皆さんからの助言に、愚直に素直にアクションを起こせたことをお伝えしました。元々は納得しないと動けないタイプで、助言に対して、なかなか落とし込めないことも、自分に合わないと思ってしまうこともあったのですが、皆さんを信じて、行動に移しました。その一つひとつが繋がって、年度の後半に結果を出すことができ、新人賞にたどり着きました。後輩も入社してきたので、ヒントになればと思って話した側面もありますね。
ー感謝の言葉は藤倉さんに向けて、とありましたが。
お世話になった先輩は挙げればキリがありません。今回、取材を受けることになったので、この機会に足立さん、新井さん、水鳥さんには改めて御礼をお伝えしたいです。
足立さんは私が所属した上期の営業ユニットのユニット長でした。スケジュールが全然空いていない中でも少しだけでも時間を作っていただいて、ロープレの壁打ちをしていただいたり、商談や打ち合わせに同席いただいたり。営業に関して右も左もわからない中、営業の基礎や考え方を学びました。小手先や言い回しではなく、お客様への姿勢やスタンス、営業の動き方など、本当にたくさんのことを教えていただきました。
新井さん、水鳥さんは下期の営業ユニットでそれぞれお世話になりました。営業の成果が全く出ていなかった頃で、メールの作り方や電話での話し方など、社会人の基礎の部分から見直していただき、上期で学んだことを結果に繋げられるように導いていただきました。
営業は大きく2つのチームに分かれていて、直属のユニット長は新井さんだったんですが、同じチームの別ユニット長である水鳥さんにも面倒を見ていただいて、先輩方全員で新卒を育てていこうという空気感があるのが、ギークスのいいところだなと感じました。本当にありがたいです。
自分を変えなければ、結果は出ない
ーここからはこの1年を振り返って、いくつかお話を伺いたいのですが、内定者研修・新入社員研修といった研修期間はいかがでしたか。
先ほど、新卒同期の中で先輩方に一番迷惑をかけていたとお伝えしたと思うんですが、研修期間は全然ダメでした。研修期間のビジネスマナーテストや営業ロープレなども1回で合格できないことが多く、追試や再試験を受けていました。同期の中でも「あいつはできないやつ」というポジションだったのではないかと。
上期も営業成果が全然出ませんでしたし、これも先ほど、足立さんにいろいろと教わったという話もしましたが、「ここから教えなきゃいけないのか」と思われていたんじゃないかなと思います。最下位からごぼう抜きした新人賞ですね(笑)。
ー最下位からのごぼう抜き(笑)。
小さい頃からずっとサッカーをやっていて、プロを目指していたんです。プライドもあって、周りの声を聞くことができないタイプだったんですが、プロになれず、社会人としても自分ができない立場だと痛感したとき、今までと同じだったらダメだなと。周りの声を聞こう、自分から聞いてみようと意識したことが、自分が変わるきっかけだったかもしれません。
ー変わるきっかけは、上期から下期にかけてのどこかのタイミングだったのではないかと感じたんですが、この1年、どのような仕事を担当していたんですか。
上期は、研修が終わった後に営業部に配属され、アウトバウンド営業を行っていました。電話をかけてアポイントを取って、案件を取ってくるというもので、少しずつ担当企業は増えていくのですが、なかなか難しかったです。
下期は先輩方の担当企業を引き継いだり、取引が一定期間空いた企業に対して営業活動を行ったりと、自分の担当企業に対してコミュニケーションをとり、募集案件がある場合は、ITフリーランスの方を提案していく仕事をしていました。
結果を出したい気持ちが強かった、いや、強すぎたので、時には電話で喧嘩腰に見えるような振る舞いもあったみたいで。だから、新井さんや水鳥さんから指導が入ったんだと思います(笑)。このあたりから自分の考え方も変わってきて、だんだん結果に繋がり始めました。
ーその結果、1月期の月間MVPを獲得するところまで辿り着きました。
その1ヶ月前の12月に初めて月間のKPIを達成したんです。営業は「決めに行く」という認識が強かったんですが、私が決めるのではなく、企業の担当者の方々に「決めに行く動きをしてもらう」ような関わりができるようになってきて、結果に繋がりました。
どういう情報提供をすれば、担当者から決裁者に話が通りやすくなるかなど、視野も広がってきて、今まで培ってきたものが花開いたのが1月で、月間MVPを獲得できたんだと思います。この12月、1月の成功体験が大きかったですね。
「モテる人間になる」というより「モテる人間である」という感覚
ー最後に土屋さん自身のことを伺いたいと思います。好きな「10の心得」を教えてください。
「モテる人間になる」ですね。ただ、モテる人間になりたいというより、仕事がめちゃくちゃできる人は「モテる人間である」という感覚で、その状態を目指したいなという気持ちが強いです。
成果を出す人には理由があって、お客さまに細かい気遣いができたり、メンバーに真摯に向き合ってコミュニケーションを取っていたり、仕事も人も向こうから集まってくる印象で、カッコいいなと思うんですよね。そういう先輩方が本当に多いですし、そこに近づけるようになりたいです。
ーご自身が感じる強みや武器を教えてください。
これはおそらく、性格というか、持って生まれたものみたいなものなんですが、とりあえずやってみようかというメンタリティかなと思います。悪く見えるときは「無鉄砲」かもしれませんが。
新卒メンバーで初めて営業電話をかけるというタイミングがあったんですが、緊張と恥ずかしさから「誰からやる?」みたいな雰囲気になったとき、すぐに電話をかけました。やってみなきゃわからないし、やらなきゃわからないこともあるから、まずはやってみないとって思って。
ーその一方で、ここを改善しようと考えているところはありますか。
正直、改善したほうがいいことはいっぱいあって…。改善よりも願望に近いんですが、企業側が求める営業に近づきたいなと思っています。
今は企業側から提示される条件などに対して、それに見合ったものだったり、少し調整をかけたものだったりを提案することが多いんです。担当企業の採用活動を自分がやるなら、その企業の事業展開やサービス開発から、こういった人材が欲しいだろうな、こういう組織にしていきたいだろうなと考えて提案していく。これが本質的な営業なのかなと思っていて。
学ばなければならないことはたくさんあると思いますが、ここまでいけば、担当者の方の第一想起になっているのではないかと思うので、挑戦してみたいですね。
ーでは最後に、今期の目標を教えてください。
成果的なものでいえば、Buddy賞を獲りたいです。狙って獲る、全部一番になることは大事だと思うので。またインタビューされるように頑張ります!
社会人生活で1度しか受賞できない、新人賞を受賞した土屋さん。発せられる一つひとつの言葉が力強く、自信と想いの強さが伝わってきました。2年目となり、新しく後輩も入ってきた中で、どのような成果を生み出していくのかとても楽しみです。今後の益々の活躍を期待しています!