2025 . 04 . 24
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新人賞から1年で駆け上がった年間MVPへの道程ー2024年度 Best of Buddy賞受賞者 土屋さんインタビュー
ギークスグループでは半期に一度、全社員が参加するギークスアワードにおいて、Buddy賞の授賞式が行われます。
喜び、達成感、賞賛、涙。さまざまな感情が集まった、2024年度下期ギークスアワードをレポート!
Buddy賞とは、ギークスが大切にしている「挑戦・楽しむ・成長・感動」という仕事に臨む姿勢を体現し、メンバーの行動指針でもある「10の心得」を実践するなど、半期に最も活躍したメンバーに贈られる賞です。 社員投票をもとに選出されます。
そして、上期・下期のBuddy賞受賞者の中から、年間MVPとして、2024年度に最も活躍したメンバーに贈られる賞がBest of Buddy賞です。
今回は、2024年度 Best of Buddy賞と2024年度下期 Buddy賞をW受賞した、IT人材事業本部 首都圏営業部の土屋さんに話を聞きました。
自信があったBuddy賞、身震いしたBest of Buddy賞
▲Buddy賞受賞者スピーチでの土屋さん
IT人材不足に課題を抱えている首都圏の企業に対し、ITフリーランスの活用を提案する首都圏営業部に所属。常に結果を出し続ける姿は、先輩・後輩問わず、多くの尊敬を集めている。2023年度新人賞受賞、2024年度 7月・12月・1月・2月の月間MVP受賞。好きな10の心得は「モテる人間になる」。
ー2024年度 Best of Buddy賞、そして2024年度下期 Buddy賞の受賞、おめでとうございます!当日、サプライズでの発表となりましたが、受賞者としてお名前を呼ばれた時の気持ちを教えてください。
まさか、Buddy賞の受賞とBest of Buddy賞の受賞と2回も花道を歩くとは思っていませんでした。前年度新人賞受賞者として、今年の新人賞の発表の大役も担ったので、ちょっと慌ただしいアワードになりましたが、2つの賞に選ばれたことは率直に嬉しいですし、1年間駆け抜けてきて良かったとホッとした気持ちも芽生えました。
Buddy賞に関しては、下期の間に3回、営業部の月間MVPを受賞しましたし、営業的な成果もトップだったので、選ばれた時は驚きというよりは安心感のほうが強かったです。Buddy賞はメンバー投票で選ばれるものなので、周囲からも評価してもらえていたんだと実感できました。
一方で、Best of Buddy賞に関しては、全く準備していなくて、名前を呼ばれた時から寒気というか身震いというか、急に肌寒くなってしまって。壇上の写真を見ると、二の腕あたりをずっとさすっているんですよね。寒い時にやるような。驚きと覚悟と責任感を同時に受け止めたような気持ちでした。
ー確かに、Best of Buddy賞受賞者として名前を呼ばれた後の花道や壇上での土屋さんは、ソワソワしているような雰囲気でした。そんな裏事情があったなんて…という気づきです。壇上でのスピーチも2回ありましたが、どのようなことを伝えられたのでしょうか。
まずは、お世話になったチームへの感謝でした。2024年4月からチームが変わり、クライアント企業の特性が変わったことで、当初はなかなか成果を上げられなかったのですが、私を育て、導いていただいた皆さんへ、感謝の想いを伝えたいと考えていました。
また、同期への感謝の気持ちも大きかったです。ドライに見えると言われることも多いのですが、実際のところはメンタルもそこまで強くないですし、同期同士の飲み会を楽しみに仕事に取り組むこともあったりして、本当に支えになっています。大切な仲間ですし、ライバルでもありますが、こういう機会がなければ伝えられないと思って伝えました。
どちらで何を話したか、ちょっとおぼろげな部分もあるのですが、この2つは絶対に伝えたいと思っていました。お世話になった先輩方は数えきれないほどいらっしゃるので、時間が許せば、全員にメッセージを伝えたかったですね。
▲Best of Buddy賞受賞者スピーチの時の土屋さん
ー先ほど、営業的な成果が大きいという話もありましたが、まずはBuddy賞に選ばれた要因から自己分析いただけないでしょうか。
正直言って、運の要素が多分にあったと感じています。下期になってクライアント企業からの募集がたくさん入ってきて、それらを決め切ることができた結果が、月間MVPやBuddy賞に繋がりました。
個人的には、運は全員の前に落ちてきているものだと思っていて、その運をモノにできるかどうかは行動量によって決まると信じています。この下期は運を手放さないように動き続けた結果だと捉えていますし、自分の実力を勘違いしないようにしていきたいです。
ーBest of Buddy賞はBuddy賞の受賞者から年に1名だけ選ばれる輝かしい賞です。こちらも受賞できた要因をどのように考えていらっしゃいますか。
先ほどもお伝えしましたが、全くの想定外でした。Best of Buddy賞の受賞に関しては、成果の部分はもちろん大切だとは思いますが、周囲のメンバーに対する影響もひとつの判断軸かもしれないと思っていて、チームが機能するように振る舞えたことが良かったのかもしれません。
やるべきところはやる、背中を見せるという一面と、チームのコミュニケーションがうまく回るように砕けたところも見せるという一面のどちらも個人的には意識していて、チームの雰囲気を高めながら、全員で前を向いて営業活動に臨めるように動けたことも理由かなと感じています。
新卒2年目の変化と進化

ー前年度に新人賞を受賞し、新人賞受賞者としての1年だったと思います。
自分の中ではそこまで意識しなくても、周りからは新人賞受賞者として見られていたと思いますし、それに恥じない結果を残さないといけないと思っていました。
ただ、新人賞まで導いていただいたチームを2年目の4月のうちに離れ、システム開発におけるSIerや1次請け、2次請けといった商流の企業が主なクライアントだったのに対し、事業会社といいますか、自社サービスやプロダクトを開発する企業が主なクライアントになりました。求められる知識や情報、コミュニケーションの取り方などが大きく変わり、なかなか成果が出ない上期を過ごしたんです。担当者変更を伝えられる経験もしました。
これまではスキル、技術、経験、ITフリーランスの方が望んでいる働き方など、キーワードでマッチングしていく感覚だったのが、企業理解やサービス理解を通じて、ニーズや課題、人柄なども踏まえてマッチングを進めていかなければならないと感じるようになりました。「御社の採用担当者」という意識を高く持つ必要が生まれたんです。
改めて業務理解や技術理解を深めましたし、相手を理解しよう、分からないことは聞こうという気持ちが、1年目の時よりも総じて高まりました。ただの「知ったかぶりエージェント」だと信頼をなくしていくという危機感も芽生えましたね。
ー後輩メンバーの育成にも取り組まれたと伺っています。
昨年の秋から新卒メンバーのメンターとなりました。学生時代はプロサッカー選手になることが目標だったので、周りはみんなライバルで、自分が結果を残すことに振り切っていたのですが、人生で初めて、一人の成長のために時間を使う経験をしました。
どういうアプローチが必要なのか、どのタイミングで声をかけたらいいのかなど、いろいろと考えて、時には先輩にも相談してトライしていきました。途中、メンターが私じゃなければもっと成長させられたのかもしれない、到達すべきところまで到達させられていないかもしれないなどと考えた時もありましたが、相手の目線に立って、成長できる環境を作っていくことやサポートしていくことは、自分の成長に返ってくるものが大きいと感じました。
正直、そこまで手がかからない優秀な後輩ですし、メンターとしてどこまで影響を与えられたかは本人に聞いてみないと分からないのですが、後輩育成を担えたことは、私自身、大きかったですね。
ー「人生で初めて、一人の成長のために時間を使った」というお話もありましたが、今年4月の新卒メンバーも含め、後輩が増えていく中で、先輩としての関わり方は振る舞いなどで変わったことはありますか。
小さい頃からプロサッカー選手を目指していた中で、尖っていた部分もありましたし、振り返ってみると、小学校や中学校では王様キャラだった部分もあるので、とっかかりづらい人間だったんだろうなと思います。後輩から話しかけられても、面白い回答や気の利いた言葉は出てこなかった先輩でした。
ただ、プロになれず挫折し、ギークスに入社した後、多くの先輩方から成長の機会をいただいていく中で、「話しかけやすい先輩」になることって大事だなと感じました。
新人賞インタビューでもお話しましたが、1年目の大半はどうしようもない状態でしたし、そんな状況からでも新人賞まで辿り着けたことを伝えるためには、悩んでいたり、うまくいかないなと感じていたりする時に、気軽な気持ちで話しかけられる先輩でいようと意識していました。舐められてるかなと感じるくらいの時もあったので(笑)ちょうど良い距離感だったのではないかと思っています。
個人の成果から組織としての成果へ

ー受賞者インタビュー恒例の「好きな10の心得」について伺いたいと思いますが、今回のBuddy賞の投票理由の中で「No.1しか興味ない」を体現しているというコメントが多く見受けられました。
個人的には「モテる人間になる」が一番好きな10の心得であることは変わらないですし、仕事ができる人は「モテる人間である」という感覚も変わらずに持ち続けています。
コメントで多くいただいたという「No.1しか興味ない」については、成果に対して貪欲で、言うべきことは言うというスタンスでいるので、体現しているという評価をいただけたことはとても嬉しいです。
企業とITフリーランスをマッチングするにあたって、ITフリーランスの皆さんもいくつかのエージェントを使っていますし、社内でも担当者がそれぞれに抱えている案件が競合になり得ることもあり、社外にも社内にも競合相手がいます。社内であっても健全にバチバチと勝負するべきだと思いますし、その結果が組織としての「No.1しか興味ない」の体現になるのではないかと考えています。
今までは個人レベルでの10の心得の体現を見ていたところが、組織での体現へと視野視座が変わったことは、自分自身の成長として捉えられるかもしれません。
ー失礼な言い方かもしれませんが、新人賞のインタビューも担当させていただいた昨年の今頃と比較して、組織に対する目線や提案などを自然と話されていて、チームの異動に伴うクライアント特性の変化や後輩育成などに対応していくことによって、視野が広がった印象を受けます。
自分ではなかなか気づかなかったんですが、そういった自分の変化を取材する側の方々に客観的にお伝えいただけることは嬉しいですね。次のアワード以降で、Buddy賞や2年連続でのBest of Buddy賞を受賞して、また受賞者インタビューを通じて、変化の跡をお伝えいただけるように頑張ります。
ーでは最後に、今年の目標をお聞かせください。
正直、セールスパーソンとしてのスキル以外は、IT人材事業本部のメンバーとして最下位クラスの状況だなと感じています。部長やリーダーのように全体の数字を見たり、CS担当の方々のように稼働しているITフリーランスのことを見たり、そういった視点から「幅を広げる」一年にできたらと思っています。
後輩育成にも携わりたいなと思いつつ、自分の関わりひとつで後輩の人生に影響を与えてしまうことをメンターとしての半年間の経験で感じたので、自分が見切れる範囲で少しでも一人ひとりの成長に貢献することができればと考えています。
ーありがとうございました!

前年度の新人賞受賞から、年間MVPであるBest of Buddy賞受賞までたった1年で駆け上がるという、成果に対する貪欲な姿勢と、メンバーと関わる時の人懐っこさで、多くのメンバーの信頼を集める土屋さん。
Best of Buddy賞受賞者として、どのような成果を生み出し、組織を牽引していくのか、今後の益々の活躍を期待しています!