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2025 . 06 . 17

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採用担当者が聞く!ギークスのリファラル採用とは? ー“気負わない一言”が生んだ、リアルな採用ストーリー

ここ最近、社員の紹介を通じて人材採用を進める「リファラル採用」が注目を集めています。ミスマッチが起きにくく、企業文化にフィットした人材を迎えられることが大きな魅力です。

ギークスでも、リファラル採用を「G’oen(ゴエン)」と名付けて制度化し、社員同士の“ご縁”から生まれる出会いを大切にしています。

今回は、「G’oen」を活用して入社に至った圓(まとめ)さんと、紹介者である江尻さんにインタビューを行い、仕事仲間から同じチームの同僚へとつながった背景や、経験者だからこそ語れるリファラル採用のリアルを、人事戦略部 採用チームの姫野さんが聞きました。

社員の紹介を通じて新たな人材を採用する手法のこと。紹介者が自社に合う人材を推薦するため、ミスマッチが起きにくく、企業文化にフィットした人材を採用できるメリットがある。紹介される側も信頼できる社員を通じて企業理解が進みやすく、安心して選考に臨める。

きっかけは、何気ないひと言ー“ギークスに来ればよかったのに”


▲江尻さん(左)と圓さん(右)

江尻:IT人材事業本部 九州・北海道営業部 北海道ユニット 2018年度 新卒入社
入社以来、法人営業一筋のキャリアを歩み、IT不足に課題を抱える企業に向け、ITフリーランスの活用促進・人材提案を行う。2025年1月の北海道支店設立に伴い、本社から立ち上げメンバーとして着任。2024年度下期Buddy賞受賞。
圓(まとめ):IT人材事業本部 EP部 第2ユニット リーダー 2023年9月 中途入社
ITフリーランスの方々の案件探しから参画までをサポートするEP部に所属。2025年1月より第2ユニットのリーダーとして、メンバーの目標達成に向けたサポートや育成を担う。2024年度下期Buddy賞受賞。

ー今日は「リファラル採用」について、紹介した側の江尻さんと、紹介された側の圓(まとめ)さんにお話を伺います。まずは、おふたりが仲良くなったきっかけを教えてください。

江尻さん:私が東京本社で法人営業をしていた頃、クライアント先の担当者が圓さんでした。業務上のやりとりを重ねるうちに、自然と打ち解けていって、次第に仕事の話だけでなく、プライベートな話題でも盛り上がるようになりました。気づけば、何でも話せる関係になっていましたね。

圓さん:江尻さんが新卒で入社して間もない頃からの付き合いなので、もう7年くらいになります。仕事を通じて出会いましたが、私にとっては “かわいくて、ちょっと生意気な後輩” という感じで、いつの間にか仲良くなっていました。

今では北海道拠点の立ち上げを任されるなど、その成長ぶりがとても嬉しく、頼もしく感じています。


▲北海道支店の立ち上げを進める江尻さん

ー江尻さんが圓さんに「ギークスで働いてみませんか?」と声をかけた経緯を教えてください。

江尻さん:圓さんが転職や独立など、ご自身のキャリアの中でさまざまなチャレンジをされていることは以前から聞いていました。そんな中で、久しぶりに話す機会があり、「もし新しい環境を探していたなら、ギークスに来ればよかったのに」と何気なく伝えたんです。

もともと「いつか一緒に働いてみたい」と思っていた社会人の先輩でもありましたし、若手メンバーが多いIT人材事業本部において、圓さんの経験やリーダーシップが加わることで、大きな価値をもたらしてくれるのではと感じていました。

圓さん:ちょうど、仕事や家族のことも含めて、今後のキャリアを見つめ直していたタイミングだったんです。そんなときに、江尻さんの「ギークスにくればよかったのに」という言葉をふと思い出しました。

“どベンチャー” のような環境や独立を経験してきた自分が、より組織的に整った会社でどこまで通用するのか、そんな挑戦心もありましたし、外から見てもギークスは魅力的な会社に見えていました。そこで、江尻さんに「今って中途採用やってるの?」と連絡したんです。

江尻さん:相談をもらった時は「あのときの話を覚えてくれてたんだ」と本当に嬉しかったですね。

圓さん:実際に入社してみて、心から「来てよかった」と思っています。声をかけてくれた江尻さんには、本当に感謝しています。


▲EP部の第2ユニットのリーダーを務める圓さん

ー江尻さんは最近、北海道支店のメンバーにもリファラル採用で声をかけていますよね。どんな基準や判断軸で声をかけているんですか?

江尻さん:一番の判断軸は「ギークスに合うかどうか」に尽きますね。あくまで私個人の感覚ですが、例えば、トライアンドエラーを繰り返せる人、失敗しても引きずらずに前向きに動けるような、ある種の “楽観性” を持っている人は合っていると思います。

それから、周囲にかわいがられる力や、人懐っこさといった関係構築力も大事な要素かもしれません。

圓さん:私自身も「ギークスに合いそう」と判断してもらえたからこそ、声をかけてもらえたのだと思います。

実際、入社前に成果が出せるかどうかなんて誰にもわかりませんし、紹介する側もされる側も、そこに保証はできません。でも、「この人なら合うはず」という直感が大事なんじゃないかなと思っています。

「ギークスに合うかどうか」──声をかける基準はそれだけ

ー先ほど圓さんが「外から見てもギークスは魅力的な会社に見えていた」と仰っていましたが、ギークスにはどのような印象を抱いていたんですか?

圓さん:実は江尻さん以外にも、業務上で関わったことのあるメンバーが何人かいたんですが、その誰もが風格というか、いい意味での“佇まい”があったんですよね。今の首都圏営業部の中核を担っているメンバーがまだ社会人2、3年目の頃だったと思います。そんな若いメンバーが真剣に仕事に向き合っている姿を見て、「いい会社だな」と感じていました。

江尻さん:入社してみて、ギャップはありませんでしたか?

圓さん:目の前の営業数字にしっかり向き合って、目標達成にコミットするメンバーが揃っているなと感じたので、外から見ていた印象といい意味でほとんど変わりませんでした。

ただ、一番の驚きは、言い方が難しいんですが、「足を引っ張る人がいない」ことですね。全員で数字を追い、誰かが困っていたら自然とサポートする。ネガティブな言葉で士気を下げない。そしてそれらが、メンバー全員の共通認識になっている。これは本当に素晴らしい文化だと思いました。

江尻さん:私自身、新卒からずっとギークスで働いているので、この文化が当たり前になっているのですが、他の環境だとそうではないことも多いんですか?

圓さん:自分がこれまで見てきた環境と比較する限り、違いますね。営業パーソンが多い組織だと、どうしても成果を競い合って「自分さえよければいい」という雰囲気になりがちで、ナレッジを共有しないこともあります。でも、ギークスにはそういう振る舞いの人はいません。「全員で達成しよう」というマインドが根付いているのは、長い時間をかけて育まれたカルチャーなんだと思います。

ー江尻さんが圓さんを誘った時は「ギークスに来ればよかったのに」の一言だけだったかもしれませんが、他の方に声をかけるときは、ギークスをどんな会社だと紹介しているんですか? こういったカルチャーの話もされるのでしょうか?

江尻さん:圓さんをはじめ、これまで声をかけた方々は、みんな仕事を通じて出会った方ばかりです。なので、仕事内容の話よりも、社風やカルチャー、どんなメンバーがいるかといった“人”の話をすることが多いですね。

先ほどもお話ししましたが、「ギークスに合うかどうか」が最大の判断軸なので、合わないと思う方には無理に声をかけることはありませんし、「転職を考えていて…」とか「今の会社でもいいんだけどさ…」といったキャリアの話が出たときに、さらっと話すくらいです。決して仰々しくプレゼンしたりはしないです。

圓さん:仰々しいプレゼンになってしまうと、それはもうリファラル採用ではなく“口説き”に近くなってしまうというか(笑)、本格的な採用活動のような雰囲気になりますよね。だからこそ、何気ない会話の中で「ウチ来る?」くらいのカジュアルさがちょうどいいんだと思います。経験者は語る、ってやつですね。

江尻さん:
本当にそうですね。興味を持ってもらえたら、あとは中途採用の担当にバトンを渡しますし、そこでしっかり面談をしてもらって、お互いに納得した上で判断してもらえればいい。細かい条件や制度の話は採用担当に任せて、私はあくまで「ギークスに合いそうかどうか」を見て、フラットに声をかけているだけで、きっかけをつくる役目です。

気負わなくてもいい、リファラルという自然な縁


▲2024年度下期に社内MVPであるBuddy賞を受賞した江尻さん

ーリファラル採用だと、会社に馴染みやすいとか、メンバーと仲良くなりやすいとか、そういった印象はありますか。

圓さん:私自身、転職経験が何回かあるので、“慣れ”というか、新しい職場に飛び込むことへの抵抗感はあまりなかったのですが、やっぱり知り合いがいることで会社に馴染みやすくなるのは確かにあると思いますね。

江尻さん:圓さんなら大丈夫だろうとは思っていましたが、紹介したからにはやっぱり責任もありますし、社内ルールを伝えたり、メンバーとの会話のきっかけを作ったりと、オンボーディングの期間はできる限りのサポートをしていました。選考の過程でもある程度の擦り合わせはできていると思うんですが、それでも「入社してみないとわからない」ことってたくさんあるので、「思ってたのと違ったな」とか「入社ミスったかも…」なんて感じさせないように、というのは常に意識していました。

圓さん:気遣ってくれてたんですね。あんまり気づいてなかったかも(笑)。

江尻さん:いや、気づいててくださいよ(笑)。でも実際は、圓さんの人柄やこれまでの経験があるからこそ、すぐに溶け込んでいて、「あ、これはあまり気を回さなくても大丈夫だな」と安心しました。今ではEP部のリーダーとして活躍されていますし、ちょうど同じタイミングで社内MVPである「Buddy賞」を一緒に受賞できたのも、感慨深い出来事でした。

北海道支店立ち上げへの挑戦を楽しみ、念願叶った7年越しのBuddy賞 ー2024年度 下期Buddy賞受賞者 江尻さんインタビュー

組織体制の大きな変化を乗り越え、リーダーとして部門を導く ー2024年度 下期Buddy賞受賞者 圓さんインタビュー

ーリファラル採用で紹介した側と紹介された側のお二人が、同時に社内MVP「Buddy賞」を受賞するなんて、不思議なご縁ですよね。

江尻さん:個人的にはずっと狙っていたBuddy賞だったので(笑)受賞が決まった時は本当に嬉しかったんですが、圓さんの名前が呼ばれた瞬間にはまた違う種類の喜びがありました。こういう気持ちになれるのも、リファラル採用ならではかもしれませんね。

圓さん:嬉しさもあり、ちょっと恥ずかしさもありました(笑)。勤務地も部門も違いますが、江尻さんの仕事ぶりや成果はいつも気になりますし、刺激も受けている存在です。そういう不思議な縁も感じますね。

江尻さん:紹介したからには「恥ずかしいところは見せられない」という気持ちも自然と湧いてきますし、どこかで自分自身に喝を入れるきっかけにもなった気がします。リファラルって、紹介された人だけでなく、紹介する側にも良い影響を与えてくれるものなんだと思います。


▲2024年度下期に社内MVPであるBuddy賞を受賞した圓さん

ーなるほど。リファラル採用には、そんな相乗効果もあるんですね。では最後に、リファラル採用という仕組みに対する率直なご感想をお願いします。

圓さん:転職活動って、自分で企業を探したり、エージェントから紹介される求人を検討したりする中で、「この情報ってどこまで本当なんだろう?」と判断に迷うことが多いと思うんです。でも、リファラル採用だと信頼している人からの情報が入ってくるので、安心して選考に臨み、見極めができるのが大きな魅力です。

私自身、誘われた立場ですが、いい働き方が実現できていますし、ギークスに入社して本当に良かったと感じています。一方で、30代後半から40代のように、マネジメントや専門性を重視したキャリアを目指す層にとっては、リファラル採用が必ずしもマッチするとは限らないかもしれません。職種や立場によって向き・不向きがあるのも事実だと思います。

江尻さん:紹介する側としては、「この人ならギークスに合いそうだな」とか「きっと会社にもプラスになる」と思うから声をかけるわけですが、ある意味、リファラルって“お節介”のようなものなのかもしれません(笑)。

だからこそ、誘うことに躊躇する人もいるとは思うんですが、もし自分の周りに転職やキャリアで悩んでいる人がいたら、「こんな会社もあるよ」と、ひとつの選択肢としてカジュアルに紹介するくらいでちょうどいいんじゃないかと思います。

リファラル採用って、紹介する側・される側の双方にとって、思っている以上にいい“きっかけ”になる可能性があるものだと思いますよ。

ーありがとうございました!

信頼関係の中で自然に生まれるリファラル採用。今回のお二人のように、紹介する側・される側がともに活躍している姿を見るたびに「人が人を呼ぶ力」の大きさを感じます。ぜひ、ギークスのメンバーから一言あれば、検討いただけると幸いです。