2021 . 04 . 20
CORPORATE
SDGsへの取り組み「SDGs新入社員研修」実施レポート
※本記事は、2021/4/20に公開したギークス公式noteの転載記事です。
ギークスグループでは、メンバーへのSDGsの理解・浸透を拡大していくために、2021年度新卒社員に対して、新入社員研修の一環として「SDGs研修」を実施しました。
「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンのもと、持続可能な社会の実現、企業価値の向上の両立を目指し、企業活動を推進していますが、そのためには働くメンバーそれぞれに、SDGs達成に向けた意欲や想いが必要です。
社会人として第一歩を踏み出すタイミングで、SDGsに対してインプットする機会をつくることは重要であるという目的意識のもと、ギークスグループSDGsアンバサダーのSasakiが、入社翌日の4月2日にオンライン形式で「SDGs研修」を実施しました。
そもそも、SDGsとは
SDGs研修では、17のロゴを確認しながら、新入社員のSDGsに対する認知度や理解度を確認することから始めました。
特徴的だと感じたのは「ほとんどの新入社員がSDGsについて知っていたこと」です。
SDGsの17のロゴを目にする機会は、以前と比較して格段に増えました。ネットメディアやテレビ、新聞で特集されることも多く、企業や商品の広告にも使われています。大学の講義はもとより、最近では小学校の授業でも取り上げられています。
「ビジネスパーソンより、学生のほうがSDGsを知っている」という前提で、企業はSDGsの取り組みを進めていかなくてはならないのかもしれません。
ギークスグループの新入社員の中には、大学時代にSDGsの取り組みを実践していたメンバー、エシカル商品の購買意欲の研究をしていたメンバーがいましたが、新入社員全員の目線を合わせるという観点から、「SDGsとはなにか?」を4点に絞って伝えました。
① 「SDGs=持続可能な開発目標」であること
② 17の目標と169のターゲットで構成されていること
③ 2030年までに達成すべき目標であること
④ 地球上で誰一人取り残さないこと
17の目標や169のターゲットをすべて覚えなくてはいけないのかと、一瞬びっくりしていたメンバーもいましたが、大切なのは覚えることではなく、活かすことです。
座学を通じて情報を詰め込むのではなく、情報を伝えた上で、日々の仕事や生活の中でどのように活かすか、その考えるきっかけを作ることができればという想いから、シンプルに伝えました。
ギークスグループの取り組み
▲社員発信で始まった取り組みの1つ「オンラインバザー」の様子
「SDGs研修」の後半では、ギークスグループのSDGsに対する取り組みについて説明しました。
サステナビリティステートメントや5つのマテリアリティといった、ギークスグループ全体での取り組みをはじめ、SDGsや健康経営の考え方に基づいた福利厚生制度の説明、社員発信で始まったオンラインバザーやチャリボン、フードバンクといった活動を紹介しました。
ギークスグループのメンバー全員が大切にしている価値基準である「10の心得」には「出る杭を讃える」という言葉があります。
SDGsへの取り組みは社員それぞれのアクションが大切なので「出る杭」が求められています。
「社員発信」のアクションが増えれば増えるほど、SDGsへの取り組みはグループ全体に大きく広がります。研修の中でも、新入社員の前向きなアイデアをたくさん発信してほしい、自らアクションを起こしてほしいというメッセージを届けました。
新入社員の意欲的な質問の数々
研修の最後には、新入社員からの質問を集めました。
「日常生活の中でできるSDGsへの取り組みはありますか」や「Sasakiさんが普段取り組んでいることを教えてください」といったSDGsの取り組みに関する質問には、新入社員の意欲や自分事として捉えようという意識が強く伝わってきました。
また、ダイバーシティの観点からの質問もあり、「女性活躍やグローバル人材といった文脈の中で他者理解、相互理解を深めるためにはどのようなアプローチが良いか」や「マイノリティを理解するという際に重要だと感じていることは何か」といった問いには、研修をともに聴講していた先輩社員も舌を巻いていました。
SDGsの取り組みでは「5.ジェンダー平等を実現しよう」や「8.働きがいも経済成長も」といった、ダイバーシティ&インクルージョンの考え方が反映された目標が掲げられています。
ギークスグループでは、働くすべてのメンバーにとって「働きやすい環境はどのようなものか」、「どのような制度や施策が必要か」といった観点で職場環境を整備していますが、これらはSDGsの実現に向けたアプローチです。
今回の「SDGs新入社員研修」を通じて、新入社員それぞれの意識や行動にSDGsが浸透されればと願っています。そして、提供した私たちにとっても、学びや気づきの多い機会となりました。